8月23日にしらやまいこい館で開催さ入れた、2020コウノトリが舞う里づくり大作戦に会を代表し、会長の恒本が参加してまいりました。

 

越前市が主催となって毎年開催しているこのイベントは今年で11回目となりますが、今年はコロナウイルスの影響で参加者を関係者のみに限定し、取り組み発表などはオンライン会議形式で行われました。

 

今年の主役は、私たち地域活動団体ではなく、自治体が中心となっていて「野外コウノトリ定着を目指し、全国の自治体との情報共有と連携を図り、取組みのさらなる活性化」 をテーマに兵庫県豊岡市をはじめ、千葉県野田市、栃木県小山市と越前市の奈良市長が行政と地域の取組みを発表し、意見交換が行われました。

 

越前市からは、当会の運営委員でもあるエコビレッジの野村主任指導員がこれまでの「コウノトリが舞う里づくり」で行ってきた地域の取り組みを紹介しました。

 

今年は、越前市で4羽の幼鳥が巣立ったほか、会議に参加した栃木県小山市でも2羽の幼鳥が巣立ちをしたということで、関東でも自然繁殖がみられるようになったとのことです。

 

野外のコウノトリの繁殖が増えていくとともに、これまで私たちの取り組んできた、里地里山の保全再生活動やコウノトリの餌場環境整備や見守り活動などが、他の地域でも行われており、その地域ごとの特色があって興味深い内容でした。

 

コウノトリには、市や県そして国境など関係なく自由に移動します。越前市から放鳥そして巣立ったコウノトリも、全国各地を渡り歩いています。

 

今後、行政の皆さんには、福井県だけでなく広域的に行政間の連携や情報共有を進めていただき、我々と同様、各地でコウノトリも棲める地域づくりに頑張る市民の皆さんを支援してほしいものです。

 

また、私たち水辺の会も積極的に他地域との情報共有や交流活動を行い、行政だけでなく市民や民間企業など様々な人たちと連携し、広域的な活動を展開することで、コウノトリをシンボルに白山・坂口地区のみならず関連する地域も含めた活性化につながる事業を進めたいと感じました。