第2弾の更新が遅くなりましたが、6月30日の様子をレポートします。


あさ8:30に出発し田結地区に向かいました。


田結地区は豊岡市の北部にある海辺の集落で半農半漁を営んでいました。

しかし、近年になって過疎化や町に働きに出る人が多く、農業のほうは成り立たなくなり


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集落の後ろに広がる12ヘクタールの田んぼが耕作放棄地となっていたそうです。


そこに1羽のコウノトリが飛んできたことがきっかけで村の人たちが協力し、

この12ヘクタールの耕作放棄地全てをビオトープにしてしまったという驚くべき地域!


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当日は企業主催の子供たちの生き物観察が行われていて、その準備の御忙しい中

豊岡市コウノトリ共生課の方に説明をしていただきました。ありがとうございました。


これから確実に増加していく休耕田や耕作放棄地のありかたについて考えさせられました・・・


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その後、ハチゴロウの豊島湿地を訪れ、コウノトリ湿地ネットのスタッフの方から

取組についてお話を聞きました。


豊島湿地はハチゴロウという大陸からわたってきた1羽のコウノトリがきっかけとなって

つくられた湿地です。現在はコウノトリ湿地ネットの方が企業や地元の人たちと一緒に

管理しています。


ここでは豊岡市を飛んでいる野生のコウノトリの情報が市民の方々から多数寄せられています。



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湿地の片隅に建つ人工巣塔の上には先日巣立ったばかりの若鶏がとまっていました。


今回の研修は、コウノトリがきっかけで、豊岡市、小浜市、越前市と3つの町の人たちに

ネットワークができました。今後ともこのネットワークを大切にしていきたいと思いました。


小浜、豊岡のみなさんこれからもよろしくお願いします。