年末年始休業を使い僕はゆっくり]読書を楽しんだ。

 

読んだ本は以下

・平山夢明 どうかと思うが面白い
・平山夢明 こめかみ草紙 串刺し
・アンソロジー 餃子
・村上春樹 1Q84 BOOK1

 

など若干偏っているけれど、家にあった物や気になって買ってきたものなど、

ジャンルを問わずいろいろな本を読み漁った。

 

帰省の電車内で読むなら短編が読みやすいだろうと、

「平山夢明 こめかみ草紙 串刺し」を読んだのだけど、この人の文章は

ぐっとくる不気味さが文字からにじみ出るようで秀逸だ。

 

この手の短編小説は耳袋シリーズなどを読み漁っていたので読みなれた感じがしたが、

耳袋とは違う切り口の実際にあった感じ、同様の恐怖体験を過去に経験したことが

あるのではと思わせる不安感、これから先、同じような経験をしてしまうのではという感覚
こういったものが入り混じった不思議な読書体験を楽しめた。

 

書くだけでライティングの力はつかない
読むのもいいなあ、と休日中に忘れたはずの仕事のこともふと思い浮かべてしまう。

 

同じ平山夢明の本の「どうかと思うが面白い」は
恐怖とは別のラインで書かれているので肩の力を抜いて楽しめた。
どうかしていると具体的な恐怖が入れ替わった形で
この人は読ませる力があるなあ、と感心してしまう。

 

アンソロジー餃子はさまざまな雑誌で書かれたさまざまな作家の
餃子についての強い思いが掛かれている本で楽しく読めた。

 

しかし、餃子のうまさを表現するのはなかなか難しいのね、と
読んでいて思うほど、餃子は個性的な食べ物なのだな、と感じた。

 

餃子の作り方を書くのではない
餃子の名店を書くのとも違う

餃子に対する熱い思いを綴ってこそ、このようなアンソロジーは
魅力的なのではないか、など、餃子好きの僕だからこそ強く思ってしまった。

 

さて、最後に王道 村上春樹の1Q84 BOOK1だ。
これは内容も分かりやすく、文体もかっこいいのでとてもよかった。

BOOK2も読みたいと思うほどだ。

 

今更内容について触れたからと言ってネタバレだなんだと
言われる心配はないので大いに語りたいところだが、
お正月の読書話はいったんここでおしまい。

 

またBOOK3まで読んだらまとめて読書感想を書きたいと思う。