寝る前に部屋の電気を消してカーテンを開けると、月明かりでとても綺麗な藍色になる事に気付いてよく眠れるようになった。


その光が朝まで見守ってくれてると思ったら目を閉じても怖くなくなった。


どんなお高い料理よりも、誰かの幸せそうに食べる顔が思い出せるものを食べるのが1番美味しいと思うようになった。


スーパーの野菜より、『ありがとう』って買う度にお礼を言ってくれる八百屋さんの野菜が好きになった。


買い物のメモを文字から絵文字に変えたら宝探しみたいで外に出るのが楽しみになった。


私、1人が怖くていつも寂しさに逃げてしまうけど、それでも息が出来るようにならなきゃだから、横断歩道が青になるのを

前を見て待ってる。