今日からいよいよ登校再開。


今まで登校日は何度かあったけど、本格的に毎日学校が始まるのは今日からだ。


到底行けそうにないと思っていた私は、先週、息子が通っている放課後デイサービスの先生に相談に行っていた。

「また息子の依存が強まってて・・・」


と話すと、先生は、「まぁ、これが中学生や高校生になっても続くわけはないと思っても、お母さんが大変ですよね。」と、親身になって話を聞いてくれた。


先生からの提案は、以下。


★息子の自律を促すため、息子の課題と母の課題を分けて考えること。


★息子の特性から言って、見通しがつかない不安が大きいので、細かく1日の見通しをつけてあげること。


一つ目は、アドラー心理学でいう、「課題の分離」というやつか?


とにかく、息子の問題は息子の問題として、学校へ行けるようにもっと自律心を芽生えさせてあげる。


発達系の子どもだと、どうしてもできないことが多くて親が先回りしがちになるが、もう、ある程度放っておくようにする。


環境は整えてあげるが、何でも口出しするのではなく、ヘルプが出された時にだけ助けるようにする。


自分でさせるとなると色々と問題が出て厄介かもしれないが、失敗を重ね、それを自分で考える力が付いてこそ、自立に繋がる。


そして母は、もっと淡々と、ここまではやるけどここはしない、という境界線を作り、母は自分自身の課題として、それをただ遂行する。


息子の問題をとやかく悩まず、息子の問題として、淡々と接する。


そういったことだった。


確かに。


やっぱりちょっと両親揃って過保護すぎたかもなぁ。



宿題でも御飯の用意でも何でも、用意してあげて、目の前に出してあげていた。


とにかくトラブルを回避したいからだ。


何をするにも失敗すれば泣くし、できらなければイライラするし、こっちを責めてかかるし、結果、予定がめちゃくちゃになることにうんざりで、こちらでチャチャっとやってしまった方が早いからだった。


でも、予定をこなすことよりも、本当は自立の方が比べ物にならないほど大切だ。


そんな簡単なことに、今更気づいた。


それから少しずつ、口出しを止めた。


その代わり、一日の見通しをつけるために、お支度カードや一日のやることリストなど、自分で考えさせて書かせたり並べさせたりしている。


それだけで、息子の態度が明らかに変化したような感触がある。


今朝は、起きた時はいつも通り雲行きが怪しかったが、登校時にはなんと「行ってきます!」と笑顔で別れられた。


学校再開。月曜日。しかも雨。


という、最悪(笑)な三拍子が揃っているにも関わらず、である。


何とも不思議。


「甘えも充分に受け止めながら、自立心も養うようにする」


というバランスが、子育てに苦戦している私からして非常に難しいが、手応えを感じている以上、このやり方でやっていこうと思う。


デイの先生にはいつも助けてもらう。


感謝感謝。




息子の植えたマリーゴールドの種が、すくすくと育っている。