巨象も踊る/日本経済新聞社

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IBMはアメリカの至宝であり、その問題を解決する義務がある
IBMの経営を任されるということは、アメリカにおける業界そのものを左右するほどの仕事であるということ

日本にM&Aの成功例は?

1990年代初め、IBMのイメージは
大型コンピュータ、PC、シンクパッド、大企業、保守的、組織的、信頼できる、ダークスーツに白いシャツ

企業文化は経営そのもの
すべての組織はひとりの人間の長い影

3つの基本信条
・完全性の追求
・最善のサービス
・個人の尊重

原則
・市場こそがすべての行動の背景にある原動力
・核心部分で品質を何よりも重視する技術企業である
・成功度を測る指標は顧客満足度と株主価値
(他5個)

成功をおさめた経営者の基本的な性格
・焦点を絞り込んでいる
自分のビジネスを知り、愛しているか
・実行面で秀でている
戦略には限界がある
・もっとも重要なのが、顔の見えるリーダーシップがすみずみまで行きわたっていること

IT業界について、特徴と慣習
オラクルのラリー・エリソン、三マイクロのスコット・マクスーリー、マイクロソフトのビル・ゲイツとスティーブ・バルマー、アップルのスティーブ・ジョブズ
いずれもきわめて特異な性質の人物
IT業界には、まず、業界団体がない
敵意むき出しの競争の性格がある
業界が顧客に対して超然とした態度をとっている。それが、ずっと前から紙がなくなる、電子化されるといわれながらもマニュアルがなくならないもっとも大きな要因のひとつではないか

投資銀行があるのは夢を叶えてくれる魔法の薬を人々が常に求めているから
税制を改正し、短期的な投機が不利になり、長期登記が有利になるような仕組みを作るべき。株主が会社と同じ方向性を向くために
たとえば、投機する年数によって税率を変えるなど

世の中には4種類の人がいる
動きを起こす人
動きに巻き込まれる人
動きを見守る人
動きが起こったことすら知らない人

アメリカ2001年 2030億ドルが非営利団体へ寄付された。そのうち、企業による寄付は110億ドルというごく一部。これは70年代からほぼ変わっていない。寄付文化は日本やヨーロッパにはないアメリカ独特のもの

企業が社会貢献として寄付をするのではなく、株主に還元しその先の使い道として個人の自由とさせるべき?
筆者の見解では、アメリカで社会貢献を行っている企業は本来の力を出し切れていないように感じるそう

「小口の寄付から本物の変革へ」
企業が社会責任から社会変革へと移行できるパラダイムシフトは、社会問題を責任から機会という観点に変える
企業にしかないスキルと資源を提供する
われ日本海の橋とならん/ダイヤモンド社

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おすすめ度:★★★★★


中国に対して本当に稚拙な歴史の知識とトップの名前と昨今高まる反日デモの知識くらいしかなかった私にとっては、とーっても参考になりました。

同じく現状の中国に対してたいした知識を持っていない、という方に対しては非常に読みやすい入門書となっています。ただし、一般的に言われているように、中国んも現状は刻一刻と変化しているものであり、この本はいま読んだからこそまだ価値のあるものだったのだろうなと。

発行されたのがちょうど1年と少し前、その後著者加藤喜一さんは続々と中国に関連する書籍を出しています。きっと情報は随時アップデートされていることでしょう。

中国を知る、ということの他に、
久しぶりにモチベーションを揺さぶられるほどの啓発的なメッセージを受け取れたことが、この本から得られたもうひとつの収穫です。


・中国社会における最大のタブーは天安門事件
・中国共産党はイギリスやフランスの人口をはるかにうわまわる約7800万人
・結果責任に対する考え方は日本の政治家や官僚よりもはるかに重い
・共産党の宗教政策は「無宗教」
・真にジャーナリスティックな言説は、往々にしてブラックユーモアの中に潜む
・メディアは権力の監視機関
・核心的利益とは中国にとっての「国家の本質的な利益=もっとも優先されるべき国益」
①基本制度と国家の安全の維持②国家主権と領土保全③経済社会の持続的で安定した発展
・いまも昔も中国の指導者がもっとも恐れているのは国内の分裂

・中国は途上国であった方が有利であるため「戦略的途上国」というスタンスをとっている
・ポツダム宣言は米英中の3か国で発せられており、中国は第二次世界大戦における「戦勝国」
・環境は人をつくり、時代は人を変える

・言葉を知ることはその国のメンタリティを知ることにつながる
・中国の受験人口1000万人、日本の受験人口70万人
・北京大学では毎朝6時くらいに学生たちがキャンパス内にでて、講義が始まるまでの時間を読書に費やす
・中国では、自分のルーツに誇りを持たないものは軽蔑の対象
・中国国内では圧倒的に英「フィナンシャル・タイムズ」

・日本はレアアースの97%を中国からの輸入に頼っている
・「失うものを持たない者たち」のマネジメントほど難しい課題はない
・現在の中国人にとってたりないものは「余裕のなさ」
・自分の半径5メートルだけを重んじる中国人特有の個人主義
・中国人は、見下されること、バカにされること、恥をかかされることをいちばん嫌う
・実際に面子経済学という概念があるほど、面子は通貨のように流通している

・国家的危機にあたっては内閣支持率が上昇するのが普通
・四川大地震からの復興に、政府は自治体レベルでの復興を選択した
・危機に際して必要なのは、横並びの精神ではなく競争原理
・冷静な日本人イコール「変化できない日本人」
・第一段階は「自立」すること、第二段階は個としての「自信」を持つこと、第三段階は本当の意味での「自由」を手にすること


2005年 反日デモが吹き荒れ、中国国内の日本企業は上半期の業績が軒並み20~30%減少
2008年3月14日 チベット動乱
2008年3月28日 北京オリンピック聖火リレー
2008年5月6日 胡錦濤国家主席が日本に公式訪問
2008年5月12日 四川大地震
2010年9月 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件