毎日が楽しい
悪いことが何もない
人はそれを求めがちですが

人が生まれた意味は
出来事から学んで、学んで、学んで
やがて肉体を離れ天へ還る

そして
転生しまた新しい人生が始まると
その新しい人生の中で再び経験を積み学んでいくのだと思っています

だから
楽しい、楽しい、だけの毎日では
人は学びが少なくて
本来の人が生まれた目的が達成出来ないのかなと思っています

私は
天界とは
楽しいだけの場所だと思っていて
天界にずっといることが出来るならば
人は学ぶことが出来ないのではないかと

毎日楽しいだけだと
感情が単一化してしまう

私が何故生まれて来たのかは

単一化した感情だけを持つ天界より
より複雑な感情を感じてみたくて
この世に生まれたと思っています

簡単に言えば
天界が楽しい、楽しい、という感情だけの場所だと飽きてしまう

ずーっと幸せだと
幸せであることが当たり前で
感情が薄れてしまう

それがイヤで
「辛い」「苦しい」という感情が
どういったものなのだろうと
探求したくて生まれてきたのだと思っています

そうは言っても
やっぱりここ辛い苦しいがある地球でも
出来るだけ楽しく生きたい

ではどのように意識を変換したら
辛い苦しいを取り除いていけるのか

あまたの先輩スピリチュアリストの方々から教えて頂いたものを自分なりに理解したのは

ひとつずつ
向き合わされた
辛い苦しいという経験

例えば
私に起きた辛い経験を一つ例に挙げると

主人が十数年前に自殺しました
ご家族に自殺された方がいる方々は
より分かりやすいと思いますが

家族が自殺するという現実は
相当感情を揺さぶられます

それこそ
ドン底に落ちて這い上がる気力すら
失くします

感情を揺さぶられた状態で
現実では死亡理由が詳細に記載された
死亡確認書を持って各行政へ周り事務的な作業もこなしていかねばなりません
それに足してお葬式やお金の工面
自分以外の残された家族の心のケアなど

私にとっては想像を超えた苦しみでした

正直言って
こんな経験は二度とごめんだし
こんな感情を楽しめなんて言われても
楽しめないと思い腹が立つほどでした

ではなぜ私がこれらのことを
乗り越えフラットな感情でいられるようになったのか

それは先程の先輩スピリチュアリストの方々からの教えにより

過去に起きた苦しみの出来事にいつまでも
こだわらず
いちいち引っ張り出して思い返して
また感情を揺さぶらることを辞めて

その自分に起きた出来事で
何を得たか
どんな感情を知りたかったのか
ここだけに集中して
答えを導き出しました

先程の例で言うと
私は同じような経験が起きた人たちの
感情を共有してみたかった
家族を自殺で失くすと
こんなに苦しいのか
というのを知りたかった
何故なら
自分の身に起きたので
人の痛みや苦しみも救っていきたい
いつかは
救える人になりたいと思ったから
だからこのことがあったのだと捉えたら
少しずつ傷が癒えていきました

そう思うことで
本当の意味で
この悪夢のような出来事から
乗り越えて自分の今の感情から
遠ざけることが出来るようになりました

私には自分が将来的にヒーラーとして生きるために
様々な人が受ける辛い苦しい経験を知りたくて
私も同じ経験を積み乗り越えていく人生を初めから設定して生まれてきたのだろうと
そう思うと過去に起きた全ての事柄が
腑に落ちたので気持ちがスッキリして納得が出来ました


この地球は人が辛い苦しい感情を味わうためにある

まさか!
と思うような事がもし人間が生きる意味の本質だとしたら

どう生き抜いていったら
幸せだと思えるでしょうか

私がここでいう幸せとは
心の中のことと捉えています

人が幸せに思うこととは様々で
好きな仕事をしていれば幸せだと捉える人
好きな物に囲まれていたら幸せと捉える人
好きな場所に住めたら幸せと捉える人
などなど

でも
これらのことは
心の充足感を満たすツールではないかと
思っています

心が安定して
満ちたりた気持ちになるのが
一番の幸せを感じる瞬間ではないかと

そして先程
例に挙げた辛い出来事の
その時に受けた苦しみの感情を
手放していこう

そしてその感情を理解し尽くしたのだから
もう振り返るのは辞めよう

感情を手放して未来を見ればいい

これから味わいたい喜びや楽しみの方へと
焦点を合わせていけばいいと思うようになりました

こうやって過去に起きた苦しい出来事を
ひとつ、ひとつ手放して統合して
やっと最近感情が安定してきました
まだまだ課題は山盛りありますが
気づいた時に手放していけば良いのだと…



人は苦しみだけでは
辛過ぎて生きていけないのかも知れません

だからここには喜びも味わえる
ひとときがあります

それがなんなのか
時間的な長さはどれくらいなのかは
その人によって様々

ここは
そういう場所なのだな
そして
そうであることを知っていて
それでも
ここへ
生まれてきたかったのだなと
思ったら
とても気持ちがラクになりました

だからこれから何が待ち受けようとも
身構えず来た出来事の感情を味わいきって
二度と起きて欲しくない事は手放す
そうやって生きていこうと思いました