昔の私は別に命を粗末にしていたわけじゃないけど、
もし明日死ぬなら、それはそれでいいかなーとか思ってた。
大切な人、家族、恋人、仕事。
いろいろそれなりにあって、それなりに充実はしてた。
でも別にそこまで執着するものでもなくて、
明日私の命とともにそれがなくなったとしても、
あー終わるのねー。ま、しょうがないねー。って感じで、
特別、嫌だとか残念だとか思わなかった。
それが最近すっごい死ぬことが怖い。
失いたくないものが多すぎる。
自分の家族ができて、娘ができて、
絶対に絶対に、なんとしても守らなきゃいけない存在ができて、
心の底から愛してやまない人たちができて、
たった2時間会わなかっただけなのに、
会いたくて会いたくてしょうがなくなる人ができて・・・。
特に娘に関してそう思う。
私がいなくなったらこの子どうやって守るんだ???とか。
絶対絶対守りぬかなきゃ!!!って思う。
生まれて初めて、死をこんなにも怖く感じる。
死は私だけにあるわけじゃなくて、みんな平等に持ってる運命。
ドストエフスキーは「人間は皆生まれながらに死刑囚だ」なんてうまいこと言ってたけど、
本当にその通りだと思う。
4カ月前に生まれた我が子でさえ、その運命を背負って生きてる。
そして自分の人生の終わりはいつくるかわからないところがなんともいやらしい!
でもだからこそ毎日の当たり前の生活を大事にしたいなって思う。
今ある当たり前の毎日が、いつかもう二度と帰れない、かけがえのない時間になる日は、
100%訪れてしまうから。
だから命にかかわることとか、誰かが傷つくこととか以外の些細なことに対しては、
おおらかに生きたいなぁって思う。
少々の侮辱や悪さに一々目くじらたてて、喧嘩して、
この大事な時間を無駄にしたくないから。
どんなに「後悔しないように生きよう」って思って生きていっても、
結局は何かしら後悔するのが人間だと思うけど、
できる限り後悔の材料は少なくしたいよね。
願わくは・・・・
私の大好きな人たちが幸せでありますように。
そして大切な人たちとの私の人生が、1秒でも長く続いていきますように・・・。