経験主義。
「経験したことでないと分からない」
と言うけど、わたしたちが一生で経験できることというのは、限られている。
 
 
経験主義は、
妊娠・出産・育児に関して、いまだに生きている
 
 
経験しないとわからない
経験した人にしかわからない
経験すれば誰にでもわかる
 
 
 
それって本当?
 
 
ある意味で本当と言えるし
ある意味ではそうとも言い切れないと言える。
 
 
 
人間の脳には、知の脳ともいわれる
「大脳新皮質」という部分がある。
ここは魚類や爬虫類にはほとんど見られない脳で
哺乳類の中でも、人間だけが極端に発達している脳だそう。
 
大脳新皮質の中には、右脳と左脳があり
右脳は直感、全体的な把握、イメージなどが得意
左脳は論理的思考、計算、分析的思考などが得意
 
 
西田文郎氏の著書「強運の法則」によると
 
わたしたちは、本当に体験しなくても
右脳でその体験を思い出したり、まだ体験していないことでも
明確にイメージし、かつ、それを体験したときの自分の
心理状態(感情)もリアルにイメージすることで
脳はそれを体験、達成したときと同じヴィゴラス状態になることができる
 
ということである。
 
 
※ヴィゴラスとは・・・力強い、元気、活発、精力的な 
などの意味で、大きな夢を叶える人は皆、常にこの脳の状態にある
と西田氏は記している
 
 
このような脳のしくみがあるということに加え
もう二つほど個人的にでてくること。それは
 
輪廻転生があるかないか、本当のところはわからないけど
わたしはあるように思う。
そう考えないと説明がつかないようなことが
さまざま存在するから。
 
そうだとすると、今世では体験したことがないことでも
前世や前前前世では(あの歌詞みたいね)体験しているかもしれない。
 
だから、来たことがないのに会ったことがないのに
なぜかとてつもなく懐かしく感じたり、
初めてやるのに始めからものすごく上手だったり
ってことがあるんじゃないか。
 
それと、宇宙のすべては繋がっていると考えているので
まるで自分が経験したかのように共感し、
なり切ってボロボロ涙がこぼれたり
とってもうれしくてにやける、ということもある。
 
波動やエネルギー、集合意識・・・呼び方はなんでもいいけど
さまざまな体験や感情、感覚をわたしたちは共有している。
 
特に、セックスや妊娠や出産や子育てに関しては
人間が連綿と命をつないでいくうえで根幹となることだ。
 
そういう根幹で、とても大切にしてきたことであり
ときには切実な問題で
うれしい、痛い、気持ちいい、悲しい、引き裂かれる
自分の命と引き換えにしても守りたいという強い想い
 
そういう、
人間の感情の中でも、
とても強い感情が生まれやすい、
残りやすい体験が
肉体に、DNAに、記憶に、無意識に
刻まれていないという方が考えにくいのではないか。
 
 
なので、「狭い意味での経験」のことを指せば
これらは経験したことにはならないのかもしれないけれど
 
「広い意味での経験」まで意識を向けたときには
ほとんどすべてのことを、実はわたしたちは「既に経験している」
 
といえるのではないだろうか。
 
 
 
10年くらい前なら、?な顔をする人が多かったような話だけど
もう今は多くの人々がわかるわかると言うようになってきた。
時代が変われば常識や価値観は変わる。
 
おもしろい時代だなと思う。
 
 
 
 
世界中のお母さんと子どもたちを応援するスター
山田 宮由紀