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ターンテーブル。あとミキサーも。

私が人生初ローンで買った物たちです。



テクニクス社が誇る名機『SL-1200』

残念ながら、惜しまれつつも既に生産中止になってしまいました。


『機械』に興味も知識も無い私でも分かる性能の良さ。

「…コレ、一生故障しないんじゃないか?」とすら思います。(使うなら針だけは換えないとダメだけど)

時代のニーズに伴って…という事情もありますが、それぐらいトラブルが起きにくいので、
すぐに調子悪くなったからってじゃんじゃん新しい製品を作る必要も無いという・・・相当素晴らしい商品です。










レコードの一部も。

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7インチと合わせて、だいたい1000枚ぐらい?過去には所持してました。


二十歳過ぎてから、最初の1枚を○いレコード(伏せ字になっていない)さんで
買った時の気持ちは、しっかりとこの間の様に覚えています。



「これを買ってしまったら私は引き返せない…」












で、数年で、買って売ってまた買ってで約1000枚に


(※ちゃんとクラブでレコード使ってDJをやっている様な人からしたら全くたいした事無い枚数です。
人にもジャンルにもよるだろうけれど、プロは『何千枚~何万枚所持』とかの世界。
頑丈な棚に収納して、床が抜けない住宅に住まないと…)








渋谷のHMVでも、NZの雑貨兼レコード屋でも、どれをどこで買ったか、わりと、覚えています。
CDと違って、大きなジャケットのおかげでそれに纏わる記憶もわりと思い出せるもんで…。

そして目当ての物を店頭の棚から探すのも『字より絵』の方が早くて楽。







20代以下の方はA面B面の存在とかも分からないはず。
そりゃあね。実物を手に取って見た事も無い人がほとんどだもんね。






レコードは持ち運びする時がとにかく重くて。

レコードを買いはじめた当時から

「曲かけんのなんかCDJ(CDでDJする機材の事)で別にいいじゃん!」

ってブーブー言いながらふうふうレコードを持っていました。
あの頃は私の腰も丈夫で健康だった………。


『こだわって(まだ当時は)レコードしか使わない』先輩方に対してもそう思ったりしていました。

勿論明確にCDとは音質が違う作品はあるので
そりゃより現場で聴いていい方を使うのに越した事は無いですが。








でも『あの一曲』の為に、そのジャケットの為に、
レコードを、自分も買っちゃうんだコレが。

私はプロでも何でも無い、『なんちゃってDJ』だったけれど。






今やPC一台と繋げちゃえるどころか、iPodみたいな片手に持てる機械で
データだけ持って行けば世界中でDJというものが出来てしまいます。

システムをもう少し進化させたら、自宅にあるハードディスクのデータと
会場の機材をインターネットで繋いじゃえば手ぶらで会場に行く事だって出来る様になるはず。















でも、そんな事は出来なくてもいい、と思う。





この機材とレコードの素晴らしさが、多分、クラブで音楽を聴くにはいろんな意味でBEST.