雪子ねーちゃんは「だからと言って、やって良い事にはならないのよ!!」と言って、
大量の消しゴムをマリンに向けて投げつける。
突然に地面から水が吹き出して、消しゴムを弾き返した…偶然に水道管でも破裂したのか?。
吹き出した水の柱は龍になって雪子ねーちゃんに襲いかかった。
雪子ねーちゃんは両手を前に突き出して水龍を防いでいる。
華子さんがカエルの唄を歌いだすと、雨雲からイナヅマの龍が華子さんに襲いかかった。
雷龍を避けた華子さんに、今度は炎の龍が華子さんに巻き付く。
華子さんは30センチ定規で炎龍を切り刻んだが、竹製の定規は炭になってボロボロだ。
華子さんは俺を睨んで「トオル!!。なんとか時間を稼げ!。」と怒鳴った。
・・・はあっ!?。
無理無理無理。絶対に無理だからーっ!!。
てか、なんと!!。WCカマーが風の精霊を呼び出した。・・・こいつシャーマン(精霊使い)だったんかい!。
風の精霊がマリンに襲いかかろーとした瞬間、竜巻の龍に飲み込まれた…。
いやいやいやいや、ちょっと待てーい!。
俺の1族が祭っていた龍神って・・・何なんだ?。
雷龍がWCカマーのスピーカーに突っ込んで、スピーカーが爆発した…。
燃え上がるスピーカーの向こうにツインテールの幼女の影。
目だけが異様に赤く光ってる…。
俺は思わず「お前はいったい何がしたいんだよっ!?。」と叫んでいた。
突然、動きを止める八匹の龍・・・え?・・・八匹の龍?。
ま、まさかな・・・。
次の瞬間。俺はWCカマーのタックルを受けて、そのまま担がれた。
記憶があるのはソコまでだ・・・華子さん、雪子ねーちゃん、マリンがどーなったのかは分からない・・・。