ハイキングで改めて気づく戦争の爪痕 | Absolutely香港

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アラフィフ女子、香港生活のつぶやき :)

コロナ禍で海外に行けないので

香港を再発見しています。

26年住んでいるのに、行ったことがないところがあまりに多く

ちょうどいい機会なので、いろんなことにハマっています。

 

今ハマっているのは香港4大トレイルの制覇。

今年に入って、50キロの香港トレイルと70キロのランタオトレイルは制覇済み。

残すところは100キロのマクリホースと70キロのウィルソントレイル。

現在マクレホーストレイルに挑んでいる最中です。

香港トレイルセクション1~3はこちら

香港トレイルセクション4~6はこちら

 

香港のトレイルを歩いて感じることは、

驚くほどの自然と、

驚くほどアクセスがいい登山口、

そして、

驚くほどの戦争の爪痕。

 

以前ラマ島で日本軍が作った洞窟などを見たことはありますが、

今回歩いたマクレホーストレイルのステージ5と6は当時統治していたイギリス軍が

中国から攻めてくる日本軍と戦うため作ったジンドリンカーズラインにトレイルがあり、

マーカーストーンやトンネルが残っていました。

 

 

このトンネルの入り口にはCharing Crossと書かかれています。

イギリス人が故郷のイギリスを想い懐かしみながら、この名前がつけられたそうです。

トンネルは中に入れる部分もあります。

 

日本軍は1942年12月25日から、3年8カ月間、香港を占領していました。

1945年の終戦後、職のない者は中国大陸に移り、

香港の人口は60万人に減ったそうです。

今は約750万人と、これもまた驚く数字です。

 

ただ歩くだけでなく、

ただ住んでいるだけでなく、

もっと歴史を知ろうと改めて思いました。