なんとなく日記

なんとなく日記

ひとりふらりふらり。たまにみんなで。


子供の頃だったら「今日から夏休み!」という7月20日なのですが大人になったらもう大規模な夏休みはありません。お盆前後にプラスして休みをとるかどうか位です。しかし、今でも「夏休み気分」は抜けきらず、7月と8月は「遊んでもいい」いや、「遊ぶべき月」という認識で自分にとっては1年で一番楽しい季節です。暑いけど、夜も上着などの準備もいらず出掛けやすいのが夏。

 

東京に住んで20年近くなりますが、まだ蓮がたくさん咲いているのを見たことがなかったので今年は時期が来たらカメラを持って不忍池の蓮を見に行こうと思っていました。というわけで今朝、行ってきました。お天気は快晴。

 

JR上野駅 不忍口から不忍池の方へ向かいます。 From JR Ueno Station The Shinobazu Exit 

 

不忍池に到着したのは7:40頃でした。Shinobazuike

今年の春に早い時期にバラを見に行ってから満開もいいけど、つぼみもいいなぁと思うようになりました。

本当はもう1時間位早く、7時前に到着したかったのですがなかなか。でもまだ朝の光です。

この時期(7月12日~8月12日まで)蓮見デッキでは2000個の風鈴が鳴っています。一つ一つの風鈴も可愛いです。

風鈴にまつわるお話もあるようです。

 

 

ガラス風鈴は目に涼しいです。

これぞ「夏」という感じ。日差しもすでにジリジリしています。

蓮ごしに弁天堂が見えます。蓮ってこういう感じに咲くんですね。こんな広い池に群生しているのは初めて見ます。そもそも蓮が咲いているの今までほとんど見たことがなかったです。

たくさん蓮が咲いている光景、浮世離れしています。

不忍池を一周しました。

見ているとなごみます。twitterのTLで90過ぎのおばあちゃんに自分より若い世代に一言行っておくとしたら、というのがあって(うろ覚えですが)「行きたいところがあったら体が動くうちに行っておけ。行けたらじゃなくて多少無理してでも行っておけ。」っていう感じのものがあって印象に残っています。

本日の開花状況はこんな感じでした。朝早い方がよさそうです。(と思っても予定より遅くなるもんですが)

その後、せっかく上野まできたのでしばらく時間を潰して、みはしでかき氷を食べて帰りました。開店すぐの10:30頃に行ったのでまだお店は空いていました。今日はこのあとたくさん来られそうですね。

宇治ミルク金時。中にも餡が入っています。食べ終わる頃には冷え切りました。美味しかった。

 

「東京・ミュージアム ぐるっとパス2024」について。見に行きたいところ、行ってみたところを随時更新します。使い始めて1カ月と3週間ほどですが毎週どこに行こうかなと対象施設から選んでいたので結構周れました。今までで一番フル活用しているパスの気がします。2ヶ月のうち、行きたい展覧会等が2つあればその時点でもとがとれます。パスをきっかけに今まで行ってなかったところに行って、また来ようと思う施設も多かったです。たぶんこのパス、リピートすると思います。
 
5月18日から使い始めた「東京・ミュージアム ぐるっとパス2024」(最初に利用した日から2ヶ月間有効)。使える施設が多いのでこの機会に東京に住んでいて今まで行ったことなかった美術館や動物園や水族館など、7月17日までの有効期間のうちに色々いってみたいと思います。
 

~東京・ミュージアム ぐるっとパス2024」は~
東京を中心とする103の美術館・博物館等の入場券や割引券がセットになったお得なQRコードチケットです。

販売価格2,500円(大人料金のみ)各施設指定の展示を1回ご利用いただけます。
販売期間 2024年4月1日(月)~2025年1月31日(金)有効期間
最初に利用した日から2ヶ月間 ※最終有効期間は2025年3月31日(月)

 

以下はほぼ自分のための候補の施設や展覧会のメモ。(随時更新予定)入れる企画展も多いので買ってよかったです。距離的には遠くないけど用がないので降りたことない町や駅がたくさんあるのでカメラと文庫片手にカフェに寄ったりしながら歩き回りたいと思います。

 

【行ったところ】

■松濤美術館 111年目の中原淳一
2024年6月29日(土)~2024年9月1日(日) 一般1000円

神泉駅下車 徒歩5分 OR 渋谷駅下車 徒歩15分


→7月13日土曜日の11時前に行きました。「神泉駅」から徒歩数分。空いていてゆっくり観られました。ゆったりしたソファもある雰囲気の良い館内でのんびり鑑賞。もう100年近く前に描かれたスタイル画の数々。今みても上品で格好良かったです。松濤美術館は10年位前に一度訪問したことがありますが改めて吹き抜けの下に噴水がある建物も素敵でした。この後、オペラシティギャラリーに高田賢三展を見に行きました。

■東京オペラシティアートギャラリー 高田賢三 夢をかける 2024年7月6日[土]─ 9月16日[月・祝]一般 1600円

→神泉の松濤美術館から京王線で初台へ。中原淳一から大きな影響を受けたという高田賢三。たくさんの作品が並ぶスペースは圧巻です。鮮やかな色彩と柄を多様しながら統一感のある作品にまとめるバランス感覚がすごい。中原淳一淳一展でその当時は現実に手に入らない理想でもあったスタイル画。その後の高田賢三展では日本の敗戦後の復興と発展の後、実現されたような。「それいゆ」で中原淳一さんが伝えたかったことが次の世代に伝わっていたんだなという気がします。


■東京都富士美術館 印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵
2024年7月6日~9月29日 一般 1500円
JR八王子駅 北口 始発から12:29までは、西東京バス14番のりば

 

 
→昨日7月6日行きました。開館直後で空いてました。この展覧会は写真SNSがOKとのこと。展示もゆっくり観られ、写真も撮って大満足。
色彩が素晴らしかった。暑さを忘れました。他の展示も見ることができますよ。
 
 

 

■大倉集古館 浮世絵の別嬪さんー歌麿、北斎が描いた春画とともに
4月9日~6月9日 一般:1500円

南北線 六本木一丁目駅

→5月18日土曜日の午後3時前後に行きました。その時、鑑賞されていた方は数名。ゆっくり観ることができました。

「六本木一丁目駅」から行きましたが迷わなければ徒歩10分程度だと思われますが方向音痴のため迷ってグルグルしました。泉屋博古館東京の近くです。スぺイン大使館やスウェーデン大使館の近くです。

 

■パナソニック汐留美術館 テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本
4月6日(土)〜 6月9日(日) 一般:1,200円

JR新橋駅「汐留口」「銀座口」「汐留地下改札」より徒歩約8分

→はじめていったパナソニック汐留美術館 6月9日までなので時間帯によっては入館待ちかもしれません。

 パナソニックのきれいな建物内なので座れる場所はたくさんありそうでした。展覧会グッズも可愛らしかった。

 写真の建物の4階に美術館があります。

■小石川後楽園 (花菖蒲が見頃でした。6/2日曜日に行きました。)

→6/2日曜日の午後にテルマエ展をみたあと、遠くなかったので(新橋→水道橋)JRで移動していってみました。雨が降っていましたがとてもきれいでした。

 

■KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物

  • 2024年5月1日(水)~7月1日(月)
  • 6階=そごう美術館
  • 開館時間:午前10時~午後8時
  • 一般1400円
  •  
     
    →横浜に用があったので帰り、土曜日午後に行って来ました。撮影、SNS OKの写真展でした。お客様も大勢おられますが充分鑑賞できます。蒸し暑いこの時期、涼しげでした。

■東京都庭園美術館 生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界
6月1日~8月25日 一般:1400円

目黒駅より徒歩7分

→15日土曜日に行きました。楽しみにしていた展覧会です。旧朝香宮邸が展示会場という面もあって「大正ロマン」の空気が味わえます。夢二作品は今みてもモダンで新鮮でした。柔らかな線が優しい。会期は8月25日までで、まだまだ余裕がありますが夏休みに入ると混むと思うので興味のある方はお早目がいいかもしれません。楽しかったです!

 

■上野動物園 一般600円

上野駅

→パスが使えるので「みはし」にあんみつを食べに行く前に少し寄ってみようというつもりでしたがカメラを持って行ったので写真を撮るのも楽しくなってしまい、気が付いたら2時間いました。甥っ子が小さいころなんどか行ったことがありましたが何年も行ってませんでした。園内は広いし、大人だけで来られている方も思ったより多かったです。(もちろん小さいお子さん連れのご家族が圧倒的に多いですが)これだけの施設が喫茶店でコーヒー1杯程度の値段で入れるならとてもお手頃だなと改めて思いました。園内広いし、休憩のベンチも木陰もたくさんあるのでまたカメラを持って散策に行きたいと思います。

 

■旧岩崎邸庭園 一般400円

→上野動物園を出たあと、上野恩賜公園を京成上野駅方面(みはしがあるので)から出て、あんみつを食べた後、そのまま徒歩で旧岩崎邸庭園へ行きました。この日そこそこ歩いたので、館内(土日は撮影禁止のようです)を見学したあと、きれいな休憩所内で一休みしました。

 

■葛西臨海水族園 一般700円

 


→先週、カメラを持って上野動物園に行ってみたらすごく楽しかったので今度は水族園に行ってみました。20年近く東京で暮らしているのに初めて行きました。季節的なのか朝10時過ぎたら水族園は結構混んでいました。そこまで広くはないので

、展示を見ようと思ったら平日に行ける方はそのほうがよいかもしれません。

 

【これから行きたい展覧会】


■泉屋博古館東京(東京・六本木)  歌と物語の絵 ― 雅やかなやまと絵の世界
6月1日~7月21日 一般:1000円東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅下車
北改札正面 泉ガーデン1F出口より屋外エスカレーターで徒歩3分

 

■長谷川町子記念館 企画展「長谷川町子のデザイン」
2024年4月6日(土)~7月21日(日)一般900円

東急田園都市線 桜新町駅下車 徒歩7分 

 

■ちひろ美術館・東京 いわさきちひろ ぼつご 50 ねん こどものみなさまへ あれ これ いのち
2024.3.1 fri - 2024.6.16 sun - 開催中 入館料 大人1200円

西武新宿線上井草駅下車徒歩7分
JR中央線荻窪駅より西武バス石神井公園駅行き(荻14)「上井草駅入口」下車徒歩5分

 



 

 

5月18日から利用開始したぐるっとパス。平日は仕事なので利用できるのは週末、7月17日までの有効期間なのでこの3連休が今回のパスでまわれるのは最後になります。(すごくお得だったし、今後も見たいものがあるのでまたリピ買いするつもりですが)本日は展覧会2つ見に行きました。ぐるっとパスだからできるハシゴ。111年目の中原淳一展は入場料1000円、TAKADA KENZO展は1600円なのでこの2つに興味あった時点でもう、ぐるっとパスがお得です。

 

 

まず京王井の頭線で神泉駅、松濤美術館へ。美術館までかなりの数道しるべがありました。(ありがたい)

10時40分頃、美術館に到着しました。空いています。展示は2階と地下1階で1階は受付とミュージアムショップや荷物ロッカーになっています。

展示は撮影禁止です。こちらは展示会場に入る前の解説。もう、説明書きの冒頭からかっこいい。100年近く経った現在でも描かれた作品はお洒落で気品があるのですが、その裏に強い信念を感じます。そんな気骨と志を持った大人が終戦後の日本で「ソレイユ」のような本を作ってくれてよかったなという気がします。この後に高田賢三展に行きましたが高田さんも若いころ「ソレイユ」を熟読されており、「中原淳一さんは人生で最も大きな影響を受けた人」と言われているそうです。

展示会場にはこの時間まだ数名のお客様しかおられなかったので、涼しい館内でゆっくり展示を観ることができました。2階の展示室はものすごく寛げる座り心地の良い大きいソファがあります。少々そこでサンプルの図録をみて休憩してました。

 

スタイル画も多く展示されており、又、それぞれに合わせヘアスタイルも違います。(戦後の)その時は手の届かないスタイルの提案から、現実にできそうな工夫の具体的な提案、場合によっては型紙まで。理想は高いけれど、現実にも手に入れられる工夫の細やかな提案。膨大な仕事量だと思いました。

今みても上品で決して色褪せていない。もうこれは舐めまわすように眺めて潜在意識にインプットしたいのでまた図録購入。こういうの直接的にではないけど仕事でも他の事でもどっかで生きてくるんじゃないかなと考えてます。自分なりの投資です(株とかしません)。興味持ったことでないと無理やりの勉強とかしても全く覚えませんから。その時、頭は他のこと考えるので。ついでに榮太郎で売ってた時期には買い逃した中原淳一缶の黒飴も。

再び神泉駅にもどり初台駅まで移動。オペラシティは初台駅直結です。エスカレータで3階のギャラリーがある階へあがります。

こちらの展覧会は写真OKなので皆さん、スマホで写真撮影されていました。

宝塚の衣装

奥のたくさん作品が並ぶ会場。こちらのドレスがいいなぁと思いました。


多様な色彩や素材、柄を駆使しながら統一感のある仕上がりにするバランス感覚すごい。少しでも学びたい。
数多くのデザイン画も展示されています。
 中原淳一展からTAKADA KENZO展の流れで展覧会を見てくると終戦1年後の昭和21年8月に創刊された「それいゆ」。当時は手の届かないものだった中原淳一がたくさんのスタイル画に描いた世界。その次の世代の高田賢三が戦後日本の復興と発展とともにリアルな多くの現実になった作品。冒頭の創刊時の心意気は伝わってるんだなと思って胸アツな展覧会ハシゴでした。