はれたにちようび。

おばあちゃんとおとぼけさんとでおさんぽにでかけました。

きんじょのかわぞいの、

おとぼけさんがとぼけるまえにおばあちゃんとおさんぽしていたみちです。

いえからでたとたん、

おとぼけさんははやあるきしはじめました。

おさんぽできるのがうれしかったんだね。

あまりにもはやくあるくのでまえのめりになって

たおれてしまいそうでした。

がっこうをとおりすぎて、

ゆうえんちののりものひろばのあたりで

さくにつかまってたいそうをはじめます。

うでをのばしたりまげたり、

あしをのばしたりまげたり。

いつもここでたいそうをするんだって。

くさむらからこねこが3びきおとぼけさんをじっとみています。

そこにすんでいるねこのきょうだいで、

とぼけるまえからあいさつするおともだちなんだって。

うめがたくさんさいてる

おとぼけさんがうれしそう。

おさんぽたのしかったね。

またいこうね。
おばあちゃんがたんすから

ふるいアルバムをだしてきました。

そこにはしろくろのしゃしんがいっぱいはってあって

おばあちゃんやおかあさんの

わかいころのしゃしんがたくさんはってありました。

まだおにいさんのころのおとぼけさんもいました。

みたこともないぼうしをかぶり、ふくをきて、

にほんのはたをたすきにかけて

むねにはさくらのかたちのなふだのようなものをつけていました。

すこしすましたかおのおとぼけさん。

ほかのぺーじには、まだちいさかったおかあさんをつれて

みずぎをきてねじりはちまきでわらっているおとぼけさんもいました。

「おとぼけさんはどこにうつっているの?」

ぜんぜんちがうひとをゆびさすおとぼけさん。

むかしのじぶんのかおもわすれちゃったのかしら?

それでもおかあさんのちいさなころはきちんとおぼえているおとぼけさん。
わたしたちはおとぼけさんにうそをつきます。

これからびょういんにいくんだ、となんどもいいつづけて

おでかけしようとするおとぼけさんに。

これからおでかけするのにトイレにいきたくなったら困るから、ごはんはたべない

といいはるおとぼけさんに。

かんごふさんやおいしゃさんのふりをしてとなりのへやからでんわをかけてだますのです。


「きょうはびょういんはおやすみですよ」

「ごはんをたべないそうですがどこかぐあいでもわるいのですか?」


おとぼけさんはほんとうに、

おいしゃやかんごふからかかってきているとしんじて

いっしょうけんめいはなします。

おとぼけさん。ごめんね。うそついて。

けれどおとぼけさんはほんとうはきがついています。

ときどきわたしのことをかんごふさんだというからです。