ある朝、駐輪場で更新の手続きをしていると、 

シルバー人材のおじ様が何事もないように

タイヤの空気をプシューと入れてくれた。

あっと思った。

自然に体が動くんだ、親切が当たり前だから。

思わず「ありがとうございます‼」と言った。

とても嬉しかった。

おじさんには別になんのこっちゃないんだ。

気を遣うばかりの職場にいると

ささいな優しさにぐっとくる。

本物の人間関係には、思考はいらないとわかった。