会社や組織などの新春の清め祓は 前年の穢れを祓い清めて心身と場をリセットし
新しい一年を無事に務められるよう祈願する
事故や不運を防ぐ結界的意味もあり職務安全・精神安定・組織の節目として非常に理にかなった神事
いわれのある土地や特殊な業務を行うところ、 病気や死と隣り合わせのところでは どんな祓なんだろう 葬儀場だったり
死は生と死の境にある強い場 そのため生者の気が乱れやすい 悲しみにしずんでしまい体調不良や精神的影響が出やすい もしかするとの場に「留まり」が起きる
不幸にして不慮の事故事件でお亡くなりになられた方の想いはとても重いもの
その場での祓いは場を「鎮める」
死者の魂を穏やかに送る そこで働く人そして遺族を守る霊的・心理的事故を防ぐ意味もあるかもしれない
これは死者のためでもあり、生きている人のためでもある とても怖い場所に思える
例えば消防士など凄惨な現場や強い怨念や怒り理不尽な死を仕事として処理していても 人間としての心は処理しきれない トラウマになるかもしれません
祓いは、説明しなくていい感情を掘り返さない ただ「流す」 それによって場を整える それによってどんなに心が引き締まり元に戻されるか
今の言葉で言うとメンタルヘルスケア トラウマの区切り、リセット
祓は非常に優れた方法かもしれない
神主は私から見るととても尊くて魔法使いみたいにみえるけど 実際は魔法を使う人というより人と神さまの「あいだ」に立つ人
祓いにより汚れや乱れを整え、祝詞によって人の言葉を神さまの言葉に近づけ 祈願によって人の願いを正しい形に調えて神さまへ届ける 神さまと人とのつながりにある人
祈願は叶うかどうかはその人の真剣な気持ちや努力、日頃の行いと神さま御心にあると言われる 見返りを求めない行いなど 隠れて陰徳を積んでいる人とかとても好き
いかにもやってますじゃなくて誰も見てないところでこっそりしてるのがいい
祓いが終わったあと
空気が軽くなったり心がすっとしたりするのは 魔法がかかったからではなく 本来あるべき秩序が静かに戻ったからなのかもしれない
私は大幣で祓われるときがとても好き それだけでとても大満足
神主は静かでそっと慎み深くて
それでも確かに世界を整えている存在だから本当に凄い 整えてるのですよ 凄くないですか凄いと思う 神主さんは何も思ってないだろうけど
派手な魔法使いではなく、神さまと私たちとの間の目に見えない調律師なのだと思っている


