自分に自信が持てない人に、ぜひ読んでいただきたい本があります。
自分だけはいつも「自分の味方」
和田 秀樹著
私がこの本に出会ったのは、仕事で精神的に病んでしまい、自分は何をやってもだめなんだと思っていたときです。
この本には、本当に救われました。
仕事を辞めた後も立ち直れなかった自分に、生きる希望をくれました。
そして、正社員として新しい職場が決まって緊張の高まる自分に今、勇気をくれています。
数日後、私は新しい職場で働き始めるのですが、正直今も、緊張と恐怖で震えています。
・ちゃんと仕事が出来るかな
・職場にいる人たちに受け入れてもらえるかな
・また、精神的に病んでしまわないかな
・期待に応えられるかな
逃げ出したい気持ちでいっぱいです。
心の底では、たいした責任のない、簡単な仕事だけをして生きていきたいと思っています。
私は今、29歳です。
今だけを見れば、アルバイトや契約社員といった働き方はいくらでもあります。
でも、AIがどんどん発達して、簡単な仕事は機械に奪われてゆくこの時代。
10年後、20年後を考えると、ちゃんと手に職を付けていなければ生きていけないと思います。
今は親がいます。最悪、働かなくても生きていけます。
でも、親も定年を迎えます。
そうなると後は、貯金を切り崩すだけの生活です。
そう考えるとやはり、正社員として責任のある仕事をし、手に職を付け、まっとうな給料をもらわなければ生活していけません。
だから私は頑張りたい。
そんな私に勇気をくれ、奮い立たせてくれるのがこの本です。
この本の簡単な要約をしました。
私と同じ気持ちの人、そして、要約を読んで興味を持った人、是非一度、本を手に取り、全てを読んでみてください。
以下、要約文です。
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この本は、『自分が「自分の味方」であり続けることの大切さ』について考察したもので、そうあり続けることで人生がより豊かになるという結果が導き出されています。全体の構成としては、自分が「自分の味方」をするとは何か、そして、どうすれば自分が「自分の味方」になれるかの2つに分かれています。これから、その内容についてまとめていきます。
まず、自分が「自分の味方」をするとは何か。
簡単に言うと、自分に甘いということです。
例えば、自己採点が甘い、失敗した時に弱音を吐く、頑張った自分をほめる、失敗を運や状況のせいにするといったようなことができる人が、自分に甘い人であり、「自分の味方」をしている人です。
次に、どうすれば自分が「自分の味方」になれるのか。
このことについて、著者は大きく5つに分けて考察しています。
一つ目は、無理をしないことです。
仕事などで、体を壊すまで無理をせず、自分を労り大切にすることが「自分の味方」になるということです。もし体を壊してしまえば、結局は周囲にも犠牲を強いることになってしまうことに気付いてほしいのです。
二つ目は、全てのことに責任を感じたり、罪悪感を持ったりしないということです。
「私のせいとは限らない」「私だけが悪いんじゃない」「決めつけないでいろいろ考えてみよう」と自分に言い聞かせることが大切なのです。世の中には、何が起きても平然と「自分は無関係」だという態度をとる人もいるのですから、何もかも自分のせいと思いこみ、責任を一身に背負うのは、そんな無責任な人の思う壷です。
どう考えても自分のせいだと思うときに、はっきりと認めて謝ればよいのです。
三つ目は、他人が見つけた自分の長所を認めることです。
他人から見たあなたには、「いいところ」や「羨ましいところ」がたくさんあります。他人の方が、人の長所には気が付きやすいのです。たとえ悩みや不安があっても、あなたにはいいところがあるのですから、それを認めてあげることが大切なのです。
四つ目は、人のためにいいことをするのが「偽善」だと思わないことです。
人に親切にする自分に酔っていようが、善意の人であることに満足していようが、いいことをして幸せな気持ちになれるならそれでいいのです。自分が幸せな気持ちになることを認めることが大切なのです。
五つ目は、自分の責任を全うすることです。
自分の責任を全うしていれば、みんなの考え方や動きに合わせる必要はなく、自分が思ったことを口に出し、正しいと思うことをすればよいのです。
これらを実行すれば、自分が「自分の味方」となり、今までよりも豊かな人生が送れると著者は述べています。
本の中では、「自分の味方」となるための方法がもっとたくさん載っています。そして、「自分の味方」になれば、人生がどれだけ変わるのかが、具体的にたくさん載っています。
これを読んで、あなたも少しずつでも「自分の味方」となり、もっと楽しい人生を送ってみませんか?