先週土曜日に行きそびれていた

小平市平櫛田中彫刻美術館に行きました。

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美術館の中は撮影禁止なので・・・ここまでです。

 

美術館と平櫛田中が晩年の10年間を暮らした記念館が併設されているので、

普通の美術館とは少し趣が違いますが、この日本家屋がなかなか良かったです。

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美術館からすぐ横にある記念館に入ると

彫刻用クスノキ原木が置いてあるのが見えます。

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クスノキは平櫛田中が100歳の時に彫刻の材料として購入したクスノキです。

その頃、庭の一角には向こう20年間は創作活動を続けられるだけの

原木が乾燥のために寝かせてありました。

田中はこれらの原木で、日本画家の横山大観や地味類の

武原はんの肖像などを製作する予定だったそうです。

 

長年住んでいた台東区から小平市のこの家に転居したのが90歳なので、

普通ならば高齢で隠居生活とも思ってしまいますが、

まだ現役で続け更に100歳を過ぎても芸術活動をするという

意欲が凄いなと思いました。

時々読んでいるアート小説の中でも一旦芸術活動に励むと

一心に活動をするという印象があるので、

芸術家というのは普通の人とは違ってエネルギーや

パワーが凄うのかもしれないと想像してしまいました。

 

記念館の入り口

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玄関

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玄関から見える中庭

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今は記念館は改修工事のため、

中に入れるのは玄関前までです。

それでもこんなに広い中庭。

 

玄関前から見える茶室

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茶室前

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茶室の中もけっこうな広さです。

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記念館のもなっている旧宅は1968年の竣工から56年が経過し、

老朽化が著しい状況です。

 

令和2年度に実施した耐震診断では基準を大きく下回る結果となり、

以来、一部分の公開としてきましたが、令和5年度に

皆様からご支援いただき耐震補強・改修工事の設計を行い、

令和6年度から工事を実施するそうです。

 

従って記念館を後世に残すためにクラウドファンディングで

ご協力をお願いしたいという「平櫛田中応援プロジェクト」が

設立されているようです。

詳細は美術館などで確認して下さい。

 小平市平櫛田中彫刻美術館HP https://www.city.kodaira.tokyo.jp/dencyu/

 

彫刻美術館というのは今までにそれ程多く見たことが無いので、

詳しいことは分からないですが、作品を見てみると彫刻とは負えない程の

繊細な人の人の皺、服の皺、人の動作などそれぞれが細かやかでした。

今にも動きそうなほどリアル感があって圧倒される程です。

その一方で日常生活で見られる人の笑顔や表情はとても豊かなので、

思わず顔が微笑みそうなものもありました。

1962年には彫刻界での功績が認められて文化勲章を受章された

ということなので、今までの沢山の作品が見れてとても貴重でした。

改修工事が終わったらまた旧家も見てみたいなと思いました。

 

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