朝から秋晴れで気持ちの良い天候でした。
三連休ですが特に予定はないし、明日から天気が下り坂みたいなので、
先月行けなかった国分寺の史跡を中心にして散策に行きました。
都立武蔵国分寺公園から野鳥が多く見られる雑木林を抜けると、
真姿の池湧水郡があります。
この周辺にはいくつもの湧水スポットがあります。
弁財天が祀られている真姿の池とその東側、
国分寺境内、おたかの道湧水園、
そして民有地と各所から水が湧き出ています。
環境省選定の名水百選の一つとしても選ばれ、
東京の名湧水57選にも選定されてます。
池には鯉も泳いでいます。
お鷹の道
江戸時代、尾張徳川家の御鷹場だったことに由来する遊歩道が
約350m整備されています。
水路には蛍の幼虫の餌やカワニナや小魚がいるそうです。
途中には「史跡の駅 おたカフェ」があったり、
国分寺で採れた野菜や果物が売っている「ブンベジ」のお店がありました。
武蔵国分寺跡 七重塔跡
塔は「金字金光明最勝王経」を安置する国分寺の重要な施設。
武蔵国分寺跡(国指定史跡)
天平13年(741)、聖武天皇は国を安定させるために、
国分寺建立の詔により全国に国分寺(僧寺と尼寺)を置いた。
奥に見えるのが金堂跡で、金堂は本尊仏を安置する建物。
中門跡
金堂・講堂間の通路と幢竿遺構
講堂跡
講堂は経典の講義などが行われる建物。
武蔵国分寺跡は実際には建物が無いので想像がなかなかつかないですが、
一つの建物でもかなりの広さを感じたので、
これが全部建立されていたのかと思うと凄さを感じます。
国分寺薬師堂(市重要有形文化財)
階段の上から見ると
医王山縁起によると、国分寺境内の薬師堂は、
建武2年(1335年)新田義貞の寄進により、
武蔵国分寺史跡の金堂跡付近に建立されたと伝えられています。
現在の薬師堂は宝暦年間(1751年から1764年)に今の場所に移され、
建て替えられたそうです。
これはかなり古い建物だったので歴史が感じられ、
辺りも木々で囲まれていて無音になるので
ここは一体どこなんだろうかと思うくらいの場所でした。
昼間でも一人で歩くのはちょっと怖いくらいでした。
ちなみに10月10日には目の愛護デーということで、
御開帳がされるそうです。
そして最初に来た都立武蔵国分寺公園へ戻りました。
噴水もあり北側の方に行くと池もありました。
奥には国分寺市庁舎の新庁舎の工事がされていました。
円形広場
円形の芝生の広場でピクニックやスポーツをしていたり、
犬の散歩をしていたりとのびのびと出来ます。
桜の季節にはこれが全部桜になるみたいです。
入口には花壇があって様々な花があって綺麗でした。
ガーベラかな?
風が強くて靡いてばかりで撮影するのに一苦労。(;^_^A
公園もけっこうな広さでしたが、
そこからそれぞれの史跡を歩いていくには意外と距離があったので、
1時間位は歩いていました。
日向は陽射しが強くて暑かったですが、
木陰に入ると風が強めだったので割と涼しかったです。
国分寺駅周辺は勾配がけっこうきつい土地なので、
短い距離でもかなり足腰にきます。
けれど普段運動不足だしこれだけの自然や歴史に触れると
何だか気分が変わって頑張って歩いてしまいます。
まだこれでも国分寺の史跡は全部見学出来ていないので、
また機会を作って行きたいと思います。