緊急事態宣言中なのに旅行?! | happy meeting

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甲状腺乳頭癌になりました。癌って言葉の響きにメンタルやられる毎日です。

我が家には、2年前に肺がん手術して慢性心不全持ちの母がいます。


なので、コロナが流行してからは手洗いうがいマメな消毒!と神経質なほどに気をつけていました。


家族全員で高リスクな母を守らねば!と、ピリピリしていたのもあると思いますプンプン


ニュースで、路上飲みや県を跨いだ旅行が報道されるたびにイラつきと憤りを感じていたし、通勤時のスーツケースやボストンバッグ の人を見ると


「何なの?自粛って言ってるのにムキー


と勝手にイライラしていました。




でも今回、コロナ禍の手術や入院を経験して思った事は


「あの人達全部が本当に旅行だったのか」


と言う事でした。



自分の入院準備をしながら、面会が禁止だから荷物が多くなりがちだなぁとスーツケースに詰めながら思いました。


そして、病院に向かう電車の中、夫と一緒にスーツケースとボストンバッグ を持つ私達は、他の人にどう見えているのか。




何事も見えているのが全てではないと、がんだと分かった時に思ったはずなのに、理解できていなかったんだなぁとハッとした出来事でした。



コロナ患者の増加に伴い自宅待機者が増えているのは政治が悪い、行政が悪い、病院は病床数を増やすべき!と叫ばれています。


でも、その影で県を跨いだ移動が制限されているためにセカンドオピニオンが制限されてしまったり、手術の待ち期間が長くなってしまったりしているコロナ以外の患者がいる事も忘れないでほしいのです。


甲状腺のがんは進行が遅いから、急いで手術しなくても大丈夫ですよ。


と言われても、患者が日々感じている不安は言葉では表せないぐらい大きいものです。


低リスクだろうが高リスクだろうが、手術は手術。

癌は癌なんです。




医療関係者には、家族や自分が病気になって更に尊敬と感謝の気持ちが大きくなりました。

きっとコロナ禍で制限されている事も多いと思います


感謝の気持ちを持って、ワガママな患者にならないように心がけたいと思います照れ