新年お初のブログです。
だいぶ遅れましたσ(^_^;)
酉年の今年、私の一年間の目標として「ありがとうと言える、ありがとうと言われる人になる」を掲げて1年、頑張りたいと思っております。
(確か、相田みつをさんが言ってた言葉のようですが・・・。)
シンプルですが「感謝」「ありがとう」を言い続けられるようなと年にしたいなと思います。
「怒りの拳 笑顔に当たらず」
という言葉があります。
怒って拳を振り上げても、相手が笑っていたら殴れない、という意味ですが確かに笑顔は最大のコミュニケーションツールですし、最強の武器ともなります。
私も子供の頃、よく叔父から「笑顔に怒る奴はいない。ごめんなさいして殴る奴はいない」という言葉を聞きました。
その当時は??って感じでしたが今では「なるほど!」と思えます。
この「笑顔」。
楽しい事があったから笑う、笑顔になると思うようですが、実は「笑顔という表情を作ることによって楽しいと感じている」が正しい脳の認識だそうです。
笑顔になる顔の筋肉を動かすことで脳が刺激を受けて楽しいと判断する、また相手が笑顔だから楽しいのかな?と判断するのではなく、相手の笑顔を見て真似をする事によって自分も笑顔になり、だから楽しいんだね、と感じるのだそうです。
つまり「笑顔」は連鎖すると。
知らず知らずに笑顔を真似しているということになりますね。
真似をするから楽しいと感じる!
笑顔で「ありがとう」と言って、楽しいと感じてくれて幸せな気持ちになってくれたなら、こんな最強の武器はありません。
また笑顔になることで神経伝達物質「ドーパミン」の神経活動に変化が起こると言われております。
ドーパミンは脳の報酬系、「快楽」に関係する物質なので、幸せな気持ちになるのでしょう。
私も患者さんには、うそでもいいから鏡の前で笑顔を作って!と言います。
うその笑顔でも顔の筋肉を動かすことによって脳が楽しいと勘違いするからです。
そう!自分の脳をだますのです。
これが痛み治療でもかなり効果的と私は考えております。
よく最近では「痛くても動かせ」を言われるようになりました。これはこれで大事なことなのですが、痛いから動かせないのに、動けというのもちと過酷なような気がします。
痛み治療の「運動」とは「刺激」を入れてあげることを重要視します。
決して無理な筋トレをしろと言ってるのではありません。
筋肉を動かす事によって脳に刺激を入れてあげる事が大事なのです。ですから「笑顔」も立派な運動ですし「よく噛む」「たくさん笑う」「カラオケ」「大きくゆっくりと深呼吸」。これ皆立派な運動療法です。
そして動かす事で脳に刺激が入り、痛みを抑える物質の働きを良くしようというねらいがあります。(下降性疼痛抑制系の賦活)
「笑顔は運動療法にもなり、なおかつ相手も自分も幸せな気持ちにもさせてくれる」
笑顔は痛みも変えてくれます。