昨日は川崎市においてトリガーポイント研究所、佐藤所長より新たな痛み治療の講習会に参加してまいりました。
画期的な治療法に驚きの連続でしたが、何より患者さんへの体の負担が少ない割に大変効果的で、治療家や施術者が楽に治療できる所が大きなポイントだと思います。
改めて、体の治し方は体が一番よく知っていることを再確認しました。
痛みを軽減させるのに、汗水たらして押したり揉んだりする必要は無いという事です(笑)
この新療法に加え、原始反射などの治りにくくなっている要因にアプローチすることが出来れば、痛みで悩み苦しんでおられる方のお力にもう少しなれると思います。
痛みはとにかく初期対応です。
ここが痛みが慢性化するかどうかの分かれ道になります。
何故なら「痛みの慢性化」とは「痛み」が「悩み」に変わってしまった状態のことを指すからです。
いろいろな理論があり技術があり、様々な情報が飛び交っておりますが患者さんの願いはただひとつ「この痛みをなんとかしてくれ」です。
とにかく痛みが軽減するかどうかです。
それには治療家も患者側も「ひとつのことに固執しない」ことがポイントだと思います。
巷では慢性痛は中枢感作、脳の問題という流れになりつつあるようですが、適切な治療が受けられなければ慢性化するのは当然です。
脳も単なる人間の臓器のひとつです。
なにかひとつを悪者にするのはどうかと思います。
固執することなく、心身を総合的に診ることが大切かと。
痛みの慢性化を防ぐにはその病院なり治療院なり薬なり数回、または2・3ヶ月通って効果がない、あるいは同じ治療を繰り返す、また先生がこちらの言葉を聞いてくれないなどあるようでしたらその病院や治療院を変えてみる事を検討してみるといいと思います。
慢性化するのではなく慢性化させられます。
結局、苦しむのは患者さん自身になります。
治療法は患者さん自身が選択出来ます。
「ひとつの概念に固執しない」。
これが治療家にも患者さんにも慢性化を防ぐキーワードになるのではないでしょうか。
今回学んだ新療法もまさにそんな感じです。
頭の中も体も柔らかくしていきましょう。