【再掲】エビデンス、EBMとは 高野利実 腫瘍内科医 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

2年前の記事をお読みになる方々も
いらっしゃるので

医療、標準治療については、
誤解を招かないように進歩、最新の情報
を念のため追記していました。

この記事も、一番最初の頃、
アメーバIDをお持ちにならない方で
批判コメントを書いて来られた方
(おそらく、5ch掲示板関連の方、あるいは
 同様の方(々)。後に、私に誹謗中傷記事を
 発信した際に、そっくり同じ文言を書いた
 方もいらっしゃいました…)

今もまだ、しつこく同じことをお書きに
なって5ch掲示板で私を叩き続けている
方(々)もいらっしゃいます、
 (医薬の進歩、世の中の流れとともに
   だいぶ理解が進んできて、減ったようには
   思いますが…私のブログの周辺だけで
   しょうか?)

患者集団のエビデンスってどういうものか
を正しく理解することは、
命に関わる病の治療選択をする際に、
とても大切なことだと思いますので、

再掲させていただきます。

ーーー

元投稿: 2017年8月19日

  (過去記事をいくつか読んでいただくと、
   ご理解いただけるかと思ってしまい
   ましたが、他の読者さんにもご理解
   いただけていないのかもしれない、と、
   高野先生の本を読み進めて、より多くの
   患者さんは、私とは違うかもしれない、
   ご理解いただけていないかも、
   と思いました)

※私が今まで書いてきたことは、
  高野先生の書籍を読めば、全くその通り
  「高野先生の書籍参照」で済むと言えば済む。
  その、事例の1つが、私の場合です。
  ~念のため補足しますと、私が高野先生の
      書籍に載っている患者のうちの一人、
      というわけではありません、
      ちょうど悟り(腑に落ちてきた、心から
       受け止められてきた、心が一段階越えた)
       頃に書籍を購入し、うんうん、それで
       いいんだよって、言ってもらえている
       ような書籍に巡り会えたと思っている
       一人です。

▼通りすがりさんからのコメント

そして教科書だと自負されてるけど、
そうでもないですよ。
たいてい既出のものですよね

▼前回回答(再掲)
  私は医学の新発見に携わっているわけでも
  新薬の開発に携わっているわけでも
  ありませんので、
  当然、既出の内容になります。
  
  あくまで個人ブログであり、私が、
  確かな情報源であり有益な情報と判断する
  ものをセレクトしている
  それを、あくまで、私の場合として、
  治療選択等の「考え方」の一助にと、
  参考までにご提示しているだけです。

ーーーーー

▼癌治療情報の選択の仕方
    私の場合

EBM(エビデンスに基づく医療)
     の考え方に沿って選ぶ

  ※基本的に、私が述べてきたことは、
    高野先生の書籍通りでした。
   (いい線いってたってことで、、)

・治療(特に抗がん剤)は、効くか効かないか
    副作用がどれだけ出るか出ないか
    治療してみなければ、分からない。
    博打みたいなもの。

・それでも、判断材料として、エビデンス
    (患者集団の臨床試験結果)の効果や
     副作用の度合い、発生率を参考にする。

   ※根拠としては、治った人もいた、という
     よりは、参考にしたくなるでしょ?
     (リケジョだけ?)

・自分の癌の状態と、治療の効果(メリット)
    後遺症や副作用(デメリット)を推測し、
    自分の目的、価値観に照らして、
    検討し、選択する。
    自分への結果を観察・確認し、
    次をどうするか、また同様に検討する。


西洋医学+α
   ※+α部分は、梅澤先生とほぼ同じです

根治が狙える西洋医学の武器は、
    最大限に使う。(≒標準治療ってこと)
    ⇒ FEC、ドセ+ハーセプチン
         全摘+リンパ節郭清
         放射線(胸壁+鎖骨上リンパ節領域

・活性化自己リンパ球は、理論的には
   自分の免疫力を高めて、 ハーセプチン
   との併用で微小転移撲滅に効果が出せる
   のではないかと、
     (調べた理論や療法の違いや、選択に
      至るまでの考え方は、免疫療法
      カテゴリーの全記事参照。
      エビデンスがないから、自分で、
      理論やら、比較をしてみる必要があった
      ので可及的速やかにネット使って調べた)

   エビデンスの信頼度としては、
 『藁』の力しかないことは承知の上で、
   その程度の期待で、
   しないよりはした方がよいとの判断で、
   廉価で良心的と思える、専門医(病理医)、
   技術者のいる医療機関を選択しました。

   ※結果の出ている臨床試験は1つだけ。
    (ランセットに掲載)
     その後、いくつか先進医療でやって
     ましたが、保険診療になるほどの
     効果は出ていないので、『藁』。

副作用がなく、安価なもので、
    自己免疫力を高めると思われるものは、 
    エビデンス力はなくとも、
    試してみて、効果の度合いを見ながら
    使い続けるか否か判断する。

他者の選択を否定するものではありません。
本人が自己責任で『後悔しない』選択を
すれば、何でもアリだと私は思っています。

ーーーーー

ご参考:
がんとともに自分らしく生きる
  高野利実(虎の門病院)著  より引用

▼EBMの基本的な考え方
 
人間や病気は複雑であり、医療は不確実
    ‥やってみなければわからない。

それでも、臨床研究の結果(エビデンス)
  に基づいて、ある程度の予測はできる

エビデンスとは、『どちらかというと
   赤よりも白の方がよい』という相対的な
   ものであって、『絶対的に白』と言える
   ようなものではない。

エビデンスの信頼度は、臨床研究の質
   によって異なり、それを判断するモノサシ
   がある。

臨床研究の結果に基づかず、ただ、
   「ズバっ」と言い切るような情報は
  信頼できない。

詳細は、書籍をご購入いただければ。

ーーー

医学が進歩しても、全員に近いがん患者を
治せるようになるまでは、
ずっと変わらぬ問題、変わらず大切なこと、
だと思います。
(2019/11/12 紫字を追記)


にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村


私がフォローさせていただいている方々、
または癌に罹患した経験のある方、がん患者の家族
(の経験者)、保険診療での癌治療や癌緩和治療の経験
がある医師以外の方々からの「いいね」は固くお断り
します。 癌罹患または癌家族の経験が最近のブログ
記事やプロフィールに書かれていない方からの共感、
応援は「いいね」でなくコメントでお願いいたします。