(乳癌)肝転移の治療として、
肝動注化学療法、肝リザーバー動注化学療法
関明彦先生のブログをご紹介しましたが、
化学療法は、使うのは
抗がん剤(殺細胞性抗がん剤)であり、
乳癌や卵巣癌は奏効率が高いけれど
それでも、
効かない人には効かないし、
効きにくい癌腫であると、
効かない人も多くなるかと思われます。
関先生は真っ向から否定していらっしゃい
ますが、
薬剤感受性に依存しない治療として、
やはり、放射線なり、ラジオ波焼灼療法を
検討してみようと思うのは、
患者としては自然な感情で…。
こちらも、私は肝転移したら話を聞いて
みようと思う、と、
肝転移のブロ友さんに、
この病院に問い合わせてみるといいかも、
と、ご紹介しました。
※私自身は治療経験があるわけでは
ありませんから、あくまで情報として。
◼順天堂医院: 実積数ダントツ1位
実積数で群を抜いているのは、
椎名秀一朗先生の率いる順天堂大学。
順天堂大学大学院医学研究科画像診断・
治療学
「肝臓がんラジオ波治療(焼灼術)の解説」
のサイトに、
肝細胞がんの患者さんへ と、
転移性肝がんの患者さんへ という
ページがあり、
治療の様子写真も含め、
細かく説明されています。
「椎名医師のグループは大腸がんや胃がんの
肝転移などにも積極的にラジオ波治療を
実施しており、ラジオ波治療後の10年以上
生存を達成しています。」
「肝細胞がんで確立された、 再発を
早期に発見し低侵襲治療を繰り返すという
治療戦略は、転移性肝がんでも有効と
思われます。」
とあります。主として大腸がんの肝転移
に特に有効なのだと思いますが、
乳がんでも、同様に制御できないだろうか
と思いますよね…。
◼東大病院: 実積数3位
元々椎名先生がいらした、東大病院。
消化器内科 肝癌治療チームのサイトに
説明があります。
※ただし、転移性肝癌のラジオ波焼灼の
実積数は少ない。
◼NTT東関東病院 :実積数2位(転移性3位)
同じく東大系列かな?
消化器内科のサイトに
「肝臓癌に対するラジオ波焼灼術」
というページがあり
「肝細胞癌だけではなく、転移性肝癌も
積極的に受け入れております。」
とあります。
◼三井記念病院 : 実積数6位(転移性2位)
同じく東大系列。
消化器内科のサイトに、
「無痛ラジオ波焼灼療法」のページがあり
説明があります。
「転移性肝がんの場合は、腫瘍径、腫瘍数
に制限なく行います。」
「無痛ラジオ波焼灼療法のみに固執せず
必要とあれば、カテーテル治療(肝動脈
塞栓術・肝動注療法)、抗がん剤治療、
放射線治療等をうまく組み合わせて、
患者さんがより元気に長生きできるよう
努めております。
特に大腸がん、乳がんが原発の転移性
肝がんの肝内病変が予後を規定する可能性
があり、かつ標準的治療を全て終了されて
いる進行期においても、無痛ラジオ波
焼灼療法とカテーテル治療をうまく
組み合わせることで、長期生存が得られる
場合があります。」
カテーテル治療の例として、
乳がんの肝転移の症例が掲載されています。
(5-FUとドセを2週おき交互に動注)
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8/30追記
一応、書いておこうかな。
ラジオ波焼灼療法は、おそらく、
いかに焼き残さずに焼き切るかが
(また再発するにしても)
ポイントかと素人的には思います。
だからだと、素人的には思うのですが、
超音波に造影剤を使って癌を見ています。
ので、造影剤アレルギーの場合に
治療が可能かどうかは、
直接、病院に問い合わせて下さいね。