”なぜインチキ免疫療法業者は治療成績を出せないのか?” 押川勝太郎医師 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

※免疫細胞療法の解説を補記(5/25)
※赤字、緑字を補記(5/24)

ご訪問ありがとうございます。

掲示板問題が片付き、『スレッド』が削除
されるまで、私のブログを更新しない
つもりでしたが、

私のブログの本題や、昨年12月の
ブログトラブルとも密接に関わりそうな事象
が発生しましたので、
私のブログとしても残しておきたいと
思います。


【経緯】

1.
免疫療法(瀬田クリニックと密接に関連する)
に関するマスメディアの記事を、

膵癌のブロガーさんが拡散希望の紹介記事を
発信されました。

 (ということを、私のブロ友さんのリブログ
  で知りました)


2.
免疫療法を知らない
私のブロ友さん(交流のあるブロガーさん)や、
免疫療法中の読者さんが
何名も拡散リブログしていました。


3. 私は、

私のブロ友さんや拡散元のブロガーさんには
マスメディアの元記事の疑問・問題点

  ・「免疫療法」という大きな括りで、
   「米国臨床腫瘍学会の論文では、
     免疫療法に関して6756人の患者さんを
     対象に18のランダム化比較試験が
     行われており」と書かれ、
     個別の臨床試験名が書かれておらず、
   「免疫細胞療法やワクチンが有効であった
     と結論づけています。」
     と書かれている点。

  ・上記論文の治療が、
      瀬田クリニック&メディネット系列の治療
     と同じなのだろうか?
      (違う可能性も高そうな気もするのですが
       現在、調べている余裕がなく、
       直感でモノ申し、申し訳ありません)

  ・瀬田クリニック&メディネット系列は
     日本の臨床試験登録をしているので、
     ランダム化比較試験でなくてよいので、
     後向き統計でもよいので、
     母数を明らかにした治療実績
      (効果と副作用)は出して欲しい、

      ※特に、免疫チェックポイント阻害剤
        +リンパ球療法(+ワクチン)の相乗効果
        その際、併用療法なども登録して
        明らかにして欲しい、という点。

指摘しつつ、

それぞれの方が、紹介・拡散した、
それぞれの思い

・一番言いたいこと
  主治医は患者の受けたい治療を受けさせる
  べき。

    ★私は、上記理由で、マスメディアの
       元記事は拡散協力はしない。が、
      「エビデンスがない」と言われている
         治療を、
        インチキ治療として弾圧する前に、
        あるいは、いやインチキでない、
        と論争する前に、
        患者に分かるような統計を出した上で、
        患者が自己責任で判断すればいいでは
        ないか、と強く思っておりますので、
        「一番言いたいこと」に賛同する。

       ただし、命がかかっていることに、
       お金の有無で、受けられる治療が
       変わるという点、
        (特に、数百万円はかかる瀬田の免疫療法
         また、リンパ球バンクHPや
         セルメディシンのセミナーで聞いた、
         =3年前に調べたこと 
         から解釈するに、
         本当に効果の出るように免疫細胞療法
        (NK細胞点滴や
         ※NK細胞は自然免疫なので、癌を無差別
           に攻撃してくれる、と言われている。
           しかし、体外で活性化して数を増やす
           のが、とても難しい。

        目印を付けてのT細胞点滴
        ※T細胞は体外で活性化して増やしやすい
           が、獲得免疫なので、攻撃すべき
           癌の目印を樹状細胞が教えてあげな
           ければ攻撃できない。
           そこで樹状細胞ワクチンとか
           ペプチドワクチンとかの療法が
            開発されたけれど、なかなか期待する
           効果を出せていないはず。

         ※最新の、米国でFDA承認され、
            日本でもノルバティスが認可申請した
            CAR-Tは、「B細胞型」白血病、
            悪性リンパ腫のみ。
            「B細胞」に発現する目印だから。
            因みに米国では5000万円らしい。
            固形がんに、これを応用するためには
            目印を探し出して実験していく必要が
            あって、それは、まだ、これから、
            見付かるかどうかも分からないけど
            大手製薬会社が何社も参入している
            らしい、日経新聞記事によると。

          で、ノバルティスの認可申請(適応追加)
          のタイミングで件の記事が出たから
          便乗商法っぽいなぁ、と私は感じた)

        をするには、数千万円かかる。
         数百万で簡易的に提供されている療法
         では、単独で効果は出せないと
         私は解釈しています)

      やりきれない思いはあります。


・患者が求めているのは標準治療の中だけ
  での比較ではなく、無治療または代替医療
  も含むあらゆるパターンを網羅した比較。
  エビデンスと言いながら欠けた情報が
  あり過ぎるというところに公平性が感じられ
  ないことで、不信感を持ってしまう人が
  いるのも宜べなるかな。

・治療成果はやってみないと分からない。
  治療法は生き方。
  自分の責任ならば正しい情報を得て
  納得した治療を選びたい。

・多方面からの医学技術の発展に期待。
「標準治療+α」あったら希望になる
  と思うが、
  今後データを蓄積して患者も詳細なデータ
  を見られる時代が来るのか?
  それまで生きていられるかどうか、、

1癌患者として強く共感するところが
ありましたので、
共感する旨のコメントを入れさせて
いただきました。

抗がん剤は使えない、
免疫療法中のステージ4の方の、
「治療開発を急いで欲しい」との記事も、
重く心に響きました。

※因みに、私は、
 掲示板問題がなく、普通にブログを
 更新できていたとしても、
 拡散協力はいたしません。
  (マスメディアの元記事の内容に問題あり、
  と思いますので)


4.
マスメディアの元記事に対しては、
sho先生(押川勝太郎先生)が、
瀬田クリニックのステルスマーケティングだ
という記事を発信されていました。

私もそう感じていましたので、その旨と、
元記事を拡散希望していた膵癌ブロガーさん
や、拡散リブログしたブロ友さんや
ブロガーさんに共感する、
1患者としての思いも、
私の3年前の経験も踏まえて、
コメントさせていただきました。


5.
sho先生(押川勝太郎先生)が、
私のコメントと、それに対する回答
および、
先生の患者さんが、
瀬田クリニックの宣伝に使われた経験を
記事にされました。

※私は、こちらの記事にも、
  偏りを感じますので、
  拡散協力はいたしません。


コメント欄をお読みにならない方も
多いかと思いますので、書いておきます。


【この記事に対する私のコメント】

記事でコメントを取り上げていただいた
みゆです。

元記事は瀬田のステルスマーケティングに
感じ、それを、免疫療法について知らない
患者が単純に拡散していくことに
危惧を感じましたので、
先生が記事を発信されたことで、
その点については、安堵しました。

拡散希望の記事を出されていた方にも、
元記事への疑問、問題点は、
直接、コメントさせていただきました。

患者として、その記事を拡散希望された方の
1番言いたいこと、
拡散協力した方々の、それぞれの思いに
経験者として共感しますので、

先生の記事にも、敢えて、その、患者として
共感する部分と、私の思うところを、
コメントさせていただきました。

・抗がん剤と免疫療法を併用したのであれば「抗がん剤だけの効果」であるとも
  断言出来ない

・患者としては、相乗効果を知りたい
  (期待して治療を受けている人も多い)

瀬田クリニックを怪しい免疫療法と断定
しての「拡散希望」記事に、
私のコメントが使用されたことには
戸惑いを禁じ得ませんが、

記事発信、ご回答ありがとうございました。

RCTが非人道的だと書いたのは、
臨床試験への参加を希望する患者は、
プラセボに当たることを希望して臨む患者は
ほとんど、いないのではないか、
と思うからです。

未知の副作用のリスクも覚悟して
新薬を試したいと臨む
 (そうでなければ、そもそも臨床試験に
  参加せず既存の治療を受ければよい
  わけですから)
だから、「非人道的」と書きました。

過去に臨床試験に参加して下さった方々が
いるから、今の治療があり、
有りがたいことだと感謝しています。

私も、状況によっては視野に入れている
臨床試験もあります。

コメント欄に「自分さえよければ・・・」
 (私のことを指しているのでしょうか?
  誤解釈されていると思います…)

「被害者を出さないために・・・」
  (集団心理の恐ろしさを感じます)

もありましたので、追加でコメントさせて
いただきました。

※私自身は、治療選択は患者の自由である
  とともに「自己責任」だと思います。

免疫療法の被害者だと思っている方?や、
「被害を出さないために・・」
と拡散する方は、

抗がん剤の効果
  (どれだけ確率の低い、やってみなければ
   分からない賭けであるか、限りがあるか)
副作用
  (医師でさえ、本当には理解できていない
  のではないでしょうか、
  体感していないから)

も正しく理解されているのでしょうか?
過大評価されていることはないでしょうか?

抗がん剤の臨床試験結果
(科学的?医学的根拠)は、
あくまで患者集団の数値であり、
その臨床試験結果についても、
カプランマイヤーをきちんと理解せずに、
情報が独り歩きするのも怖いなぁ、
と思いました。

 (先生のことではなく、拡散者が、
 どこまで理解した上で拡散する方々なのか…)


【拡散・コメント者からの私宛のコメント】

「自分さえよければいいのではない」
とのあなたの解釈は、
全くのあなたの被害妄想です。

私の友人、ブログで知り合った方、また、
病院の待合室などで聞こえてくる会話など
から、インチキ免疫療法の被害を知った。
自分の妻がネットで誤った情報を信じて、
危うく自分もその被害の1人になるところ
でもあった。
そういう経験があって、私は被害に遭わなかったからいいのでないとの意味で使いました。

集団的心理の怖さは、果たしてどっちのこと
なんでしょうね。
適当に言わないで欲しいです。

私は抗がん剤の辛さ、効果も知っているし、
抗がん剤以上に癌疼痛の辛さも経験した。

そう言うあなたこそ何を知っているので
しょうか?

体験は無くとも、医師でさえ理解出来てない
との発言は非礼にも程がある。
それを理解せずして何で医師は治療が行える
のか?

癌治療は確かに博打と同じで、どれが正解か個々によって違うでしょう。

しかし、国が承認した抗がん剤治療に
効果無いと何故言える?

そして、国に承認が取れない、すなわち、
効果無いと判断した治療に
どれだけの効果あるの?

スキルスマーケッティングという
小賢しい手法で患者の不安や恐怖を煽り、

そして、国に承認されない免疫療法に誘導
しようとしているのに何故信用できるのか?

諸悪の根源は、いつまで経っても国に承認を
取れない、取らない免疫療法でしょう。

その国の承認という証明があって、患者は
安心してその治療を使える様になるにね。

治療の選択は個人の自由。確かにそうです。
どうしてもその治療を受けたいと仰られる
なら、誰も否定はできません。

ただし、勧めるなと言いたい。

『自己責任』と言葉使われてますが、
間違ってますね。

その言葉は散々注意勧告した時に使えるので
あって、散々勧めてた後に使えますか?
被害が出て、自己責任だからって言えるので
しょうか?人として。

国に承認取れない免疫療法否定の拡散を
問題視するなら、
国に承認取れない免疫療法推進の拡散は
尚更問題視しないとですね。

もう少しよくお考えになられて
発言して下さい。
あなたの発言には客観性が乏しすぎです。


【上記、拡散・コメント者への回答】

はじめまして、こんばんは。

>「自分さえよければいいのではない」
  とのあなたの解釈は、
  全くのあなたの被害妄想です。

それは、大変失礼いたしました。

先生が私のコメントを取り上げて回答して
下さった記事に対して、
「自分さえよければいいのではない」
とだけ書かれていましたので、
もしかしたら、私のことを誤解された
のかしら?と思い、
コメントさせていただいた次第です。

>集団的心理の怖さは、果たしてどっちの
  ことなんでしょうね。
  適当に言わないで欲しいです。

コメントで書いてきましたように、元記事は
瀬田クリニックのステルスマーケティング
と感じられる記事であったので、
そちらを拡散希望していた方には、
疑問、問題点のコメントも入れさせて
いただきました。

免疫療法を知らない、
私の大切なブロ友さん、ブロガーさんが
何名かリブログ拡散していましたので。

sho先生にも、同様にコメントをさせて
いただきました。

>そう言うあなたこそ何を知っている
  のでしょうか?

私の経験と、経験からの考え、調べたこと
などは、私のブログをご参照いただければ
幸いです。

テーマで分けておりますので、
・乳癌治療(私の場合)
・命・医療・治療選択(私の場合)
・免疫療法(私の場合)
辺りのテーマの記事をご参照いただければ、
と思います。

ご質問やご要望などをいただき、
・乳癌検診・治療基礎知識
テーマの記事も書いています、ご参考まで。

因みに、私が期待したり、ウォッチしている
新薬・臨床試験などは、
・新薬・臨床試験等
・アテゾリズマブ治験事例
に格納しています、ご参考まで。

過去記事では何度も書いてきましたが、

※トリネガ再発転移した場合は、
  アテゾリズマブ(テセントリク)の治験参加も
  視野にいれたい、
  しかし、効かなかったドセタキセルと親戚の
  アブラキサン(タキサン)が必須なのと、
  プラセボで、その、私には効かない可能性が
  強く懸念されるアブラキサン(=パクリ、
  タキサン)のみの治療になるよりは、
  自由診療免疫療法クリニックでの、
  免疫チェックポイント阻害剤単独か、
  免疫チェックポイント阻害剤+少量の
  別抗がん剤(またはリンパ球療法)
  を試したい気持ちもあります。
  資金の問題はありますが…。

※HER2再発転移した場合は、
  当時は臨床試験結果待ちで術前・術後に
  使えなかった(米国では術前療法で認可
  されていた)パージェタを
  ハーセプチン+パージェタのみで
  使いたい。
   ※ただし、心臓が大丈夫であれば。
     (ギリギリです…今年の定期健診では
      心電図が経過観察になってた…)
  癌の増大速度が大きければ、そこに
  タキサン以外の抗がん剤を足したい。
  資金があれば、リンパ球療法もありかも?
  殺細胞毒性抗がん剤の量については、
  少量から試したい。


>体験は無くとも、医師でさえ理解出来て
  ないとの発言は非礼にも程がある。
  それを理解せずして何で医師は治療が行える
  のか?

抗がん剤の毒性は、実際に身体に入れてみた
経験のある者でないと、強烈な副作用は、
実感として分からない、
という意味で書きました。

私が今まで巡り会った医師は、皆さん、
それはお認めになられています。
だからこそ、副作用はきちんと伝えて欲しい
と仰られています。

sho先生に失礼な書き方であったならば
申し訳ありません。

因みに、私の主治医はベテランのよい先生
なので、多くの患者を診てきた経験から、
こんな感じ、と、実演しては下さいますが、
(心毒性がどの程度だったら不味いか
  ~私はかなりイケイケだったので~
 血圧が治療前より、上が50程度上がって、
 患者は初めての経験で分からないから
 症状の程度を聞かれても分からないって
 聞き返したら、実演してくれました )
そういう先生ばかりではないようです。

また、通院では、患者が伝えなければ、
副作用の様子は益々分からないですよね。


>しかし、国が承認した抗がん剤治療に
  効果無いと何故言える?

「抗がん剤に効果がない」とは書いては
いません。
が、個々人については、やってみなければ
分からない、それは、
sho先生も仰られていることだと思います。

因みに、私は抗がん剤が効きやすいと
言われている乳癌の中でも、
特によく効くと言われている
(すなわち、増殖能が高いわけですが)
タイプで、pCR率が45~65%の臨床研究
(後向き)結果が出ていましたが、

私はpCRせず、
キードラックと言われているハーセプチン
+ドセタキセル(タキサン)も、
医師の指標で言えば、効きませんでした
(縮小しなかった)

乳癌でも、他のサブタイプや、
他のがん種での、
従来型の殺細胞毒性抗がん剤の奏効率は
もっと低く
(卵巣がんは、よく効くようですが)

延命期間も、多くの患者が期待するほどでは
ないという現実も、
カプランマイヤー曲線などで、きちんと解説
しないと、そちらも、誤解している人も多い
のではないだろうか、
と思い、書かせていただきました。


>そして、国に承認が取れない、すなわち、
  効果無いと判断した治療に
  どれだけの効果あるの?

私も、それは、
免疫療法提供者側に、正確な数値を出して
いただきたいと書いております。

特に、相乗効果を知りたい、と。


スキルスマーケッティングという小賢しい
  手法で患者の不安や恐怖を煽り、

事実かどうかは分かりません。
私も瀬田のステルスマーケティングだと
感じる記事でしたが。

※私は、「不安や恐怖を煽り」とは感じま
 せんでしたが、瀬田クリニックの治療に
 過度な期待をさせる、
 「ステルスマーケティング」だと感じる記事
 でした。

逆に、保険診療、標準治療側の抗がん剤効果
と副作用も明示しないと、
この記事本体だけしか読まずに拡散する方々
がいらしたら、片寄ったバッシング記事に
なってしまわないか、と懸念した次第です。


>『自己責任』と言葉使われてますが、
  間違ってますね。
  その言葉は散々注意勧告した時に使えるので
  あって、散々勧めてた後に使えますか?

家まで押し掛けてきたり、
病院まで押し掛けてきて
セールスされたわけではないですよね?
私は自分で調べてコンタクトを取って、
どこからも強く勧誘されたことは
ありません。
厳しいことを言えば、
自己責任」だと思います。

>被害が出て、自己責任だからって言える
  のでしょうか?人として

言えると思います。
少なくとも私に関して言えば自己責任です。
ただ、友には、怪しい記事には、怪しいと
思うよ、という意見は伝えます、人として。


>国に承認取れない免疫療法否定の拡散を
  問題視するなら、
  国に承認取れない免疫療法推進の拡散は
  尚更問題視しないとですね。

私は、そういうことのために
コメントしたのではありません。

※どちらの拡散希望記事にも疑問・問題は
  感じますし、協力はいたしません。


もう少しよくお考えになられて発言して
  下さい。
  あなたの発言には客観性が乏しすぎです。

よくよく考えてからの発言、客観的に述べた
つもりであり、
元の先生の記事にコメントした経緯も
書かせていただきました。

書き方が悪く、お気に触ったのであれば
申し訳ありませんでした。

=====

【sho先生からのコメント返信】

そちらのコメントを、意図せず(拡散希望)の
ブログに載せてしまったのは
すみませんでした。

そちらのコメントへの返信だったのですが、
ちょうどいい機会だったので、
読者に実態を知ってもらおうと
思ったためです。

拡散希望と言っても、件の詐欺業者は
ローカルとは言え、広告代を払って
民間公共放送を利用した事に対しては、
ほとんど蟷螂の斧です。
早速当方の受け持ち患者さえ、
鵜呑みにして問い合わせてきたのですから、
世間ではどれほどのがん患者さんが
だまされているのか想像もつきません。

「自己責任」とはいっても、
公共媒体への宣伝では、
あからさまな詐欺商品などは載りません。
ちゃんと広告規定があるからです。
表現の自由と言っても、明らかに犯罪被害に
遭う様なものは除外されるべきだからです。

ところが、医療界では、
この詐欺の境界ラインがあいまいで、
周知されていないため、
被害者が後を絶たないのです。

日経新聞なんかにも免疫療法本の宣伝が
載ったりしますが、
あれなんかは、出版した本を業者が
まるごと買い込み、
宣伝費用もまる抱えの形式ですから、
新たな詐欺宣伝といえます。

ほとんど効かなくても、効く場合もあり得る
と主張するグレーゾーンです。
法律上グレーは「白」と判定されるのが
日本ですから、
それを「自己責任」だけでOKとすると、
今後も被害者は減らないと思います。


【私のコメント返信】

こんにちは。ご返信ありがとうございます。

私自身はビジネスの世界で30年仕事を
してきましたので、
先生が仰られていることは、その通り、
健全な猜疑心を持って、マスメディアの情報
を見ている方かなぁ、と思います。

統計やカプランマイヤー曲線も、
比較的正確に読めてしまいますので、、。

最悪を想定し、最善を期待する、
ということが、割と簡単に出来てしまう
現実的な患者なのだと思います。

それでも、医療者でなく患者であり、
3年前の私は、藁と分かっていても、
治療を試してみたかった、
副作用がないのは、長年先進医療で実施
されてきて見えていましたし
(ちょうど先進医療から外れた頃でした)。

そして、保険診療になるだけの結果を
出せなかったのだ、ということも、
誰から聞いたわけでもないですが、
読めていました、
仕組み上、そういうものだろう、と。

それでも、「自己責任」で試したかった
のです。

だから、藁としか思っていないし、
詐欺とも思っていないです。

3年前にその(精神)状態を乗り越えたので、
今は、さらに、もっと冷静に、
情報を見ることが出来ていると思いますが、

藁でも治療したい患者の気持ちも、
患者としての経験があるからこそ、
共感を持って分かります。

詐欺的な宣伝をするマスメディアの問題も
ありますが、

本質は、
そんなに簡単に癌を治せる治療はない、
(それは標準治療側も言えることですが)、
ということを、

医師がきちんと患者に説明できていないし、
患者は、その現実を認めたくないから、

それだけのような気もします。

そういうことをブログに書くので、
あちこちからバッシングされるのでは
ありますが、

私も、1患者の個人ブログとはいえ、
詐欺的な情報発信者にはなりたくはないので
出来るだけ、情報は厳選しているのと、
偏らないようにはしているつもりです。

先生の次の記事も、
リブログさせていただきたく思います。

治療法は違いますが、
本質的なところは8割方、
梅澤先生もsho先生も、同じことを
仰られているように私には感じられました。

どのくらいで効くかという抗がん剤の量
に対する感覚と、
自由診療の許容度の違いは
あろうかと思いますが…。