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細胞診または針生検で採取した細胞で、
乳癌かどうかが診断され告知されます。
乳癌と診断されたら、
癌の広がり具合い、すなわち進行度合い
を確認するために、
造影剤を注射してのMRI、CT、
骨転移がないかを診る骨シンチをします。
後に治療法を決めるのに必要な情報として、
癌の進行度合を示す情報と
患者に提示、説明されます。
治療法決定に必要な情報は、

(薬物療法の決定に必要な情報)

癌の進行度~ステージ~
(治療の目的、流れや、手術方法、
放射線療法の有無などに必要な情報)
です。
そのうちの
について、です。

過去の記事(乳癌治療(私の場合)テーマ)
でも書きましたが、再掲します。

ーーーーー

癌の進行度
・しこりの大きさ
・リンパ節への転移
・他臓器(肺、肝臓、骨など)への転移有無
・病巣の数、位置
▼乳癌のステージ
【超早期】
・0 非浸潤癌 癌細胞が乳管内に留まっている
【早期】
・Ⅰ しこり2cm以下、腋窩リンパ節転移なし
・Ⅱa 2cm以下、腋窩リンパ節転移あり
または、
2~5cm、腋窩リンパ節転移なし
・Ⅱb 2~5cm、腋窩リンパ節転移あり
【局所進行】
・Ⅲa 5cm以下、腋窩リンパ節転移ありで、
リンパ節が相互癒着or周辺組織に固定
または
5cm以下、腋窩リンパ節転移なしで、
胸骨の内側のリンパ節転移(腫れ)あり
または
5cm以上、腋窩または胸骨の内側の
いずれかのリンパ節転移あり
・Ⅲb しこりが胸壁にがっちり固定
または
皮膚にしこりが顔を出したり、
皮膚がくずれたり浮腫んでいる状態
※ 炎症性乳癌も、ここに含まれる
・Ⅲc しこりの大きさに関わらず、
腋窩と胸骨傍の両方に転移あり
または
鎖骨上下のリンパ節に転移あり
【末期(進行、転移性)】
・Ⅳ 遠隔臓器に転移あり
ステージⅣ(遠隔転移)の場合、根治不可能。
5cmを超えてしまった癌は、できるだけ早く
切除した方が賢明。
大きくなった癌=増殖パワーが強い癌。
※しこりの大きさよりも、
リンパ節のどこまで転移しているか、
で進行度をみるようだ。
▼乳癌の『TNM』分類
・ステージ判定の根拠を、記号で書いた
ものです。
【T(原発腫瘍)】
・T0:原発腫瘍を認めない。
・T1:最大径が2cm以下の腫瘍。
・T2:2cm<腫瘍径≦5cm
・T3:腫瘍最大径>5cm
・T4a:胸壁(胸筋は含まず)に浸潤
・T4b:皮膚浮腫、皮膚潰瘍、患側乳房のみの
衛星皮膚結節
・T4c:T4aとT4bの併存
・T4d:炎症性乳癌
【N(リンパ節転移)】
・N0:所属リンパ節転移なし
・N1:可動性のある腋窩リンパ節転移
・N2a:リンパ節間の固定(融合)または
周辺組織との固定がある
腋窩リンパ節転移
・N2b:腋窩リンパ節転移のない、臨床的に
明らかな胸骨傍リンパ節転移
・N3a:鎖骨下リンパ節転移
・N3b:胸骨傍リンパ節転移かつ
腋窩リンパ節転移
・N3c:鎖骨上リンパ節転移
【M(遠隔転移)】
・M0:遠隔転移なし
・M1:遠隔転移あり
※私の場合、
しこりは触って5cmはありそうだったし、
皮膚も熱を持って(赤くはなってなかった)
浮腫んだ感じだったし、
腋窩リンパ節も触ってゴロゴロ腫れてたし、
ステージⅢということが自分でも自覚
できたほど、
進行させてしまっていたのでした。
遠隔転移する認識が欠如してたのが、
ここまで危機感もなく放置した、
最大の理由ではあります。
ーーー
※TNM分類のことを書き忘れていたので
補記しました。(9/3 8:05)
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