FECの副作用 私の場合 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

2014年7月  4日(金)1回目
2014年7月25日(金)2回目
2014年8月15日(金)3回目
2014年9月  5日(金)4回目

7月4日(金)初めての抗がん剤、FEC。

▼嘔吐、臭覚異常

テレビドラマや映画のイメージもあり、
嘔吐、吐気を怖れていましたが、

『イメンド』という、優れもの(?強い)
嘔吐止めを飲み、さらに、抗がん剤の前に、
嘔吐止めを点滴するので、
投薬中の吐き気は、想像したよりは大丈夫
でした。
投薬中、襲ってくる吐き気、生唾を
ぐっと堪える、というレベル感でした。

投薬中からだったか、投薬後だったか、
まず、金属臭?というか、
アスファルトが焦げたような臭いというか、
そんなような異臭がずっとしている感じで、
臭覚がおかしくなりました。
だいぶ慣れてはいったものの、2か月間は
ずっと続いたかと思います。

妊娠中も、つわりがひどく、臭覚が敏感に
なり、吐き気もひどかったので、
その時と同じくらいだったかな、
というレベル感でした。

帰りには、お腹もすいて、お蕎麦屋さんで
お蕎麦も食べて帰りました。

ところが、イメンドか切れたのか、
その後に飲むよう指定された弱い嘔吐止め
だけでは強烈な吐気はおさまらず、
夕方から夜遅くまで、
嘔吐に苦しみました。

血も混ざっていたので、翌朝、病院に連絡、
娘の学校(遠い)の授業参観はパスして、
念のため病院を受診しました。

初めての抗がん剤だったので、怖くなって
受診しましたが、
『普通の』副作用だったようで、、、
毒を入れてるわけなので
まぁ、しょうがないですね、
というレベルでした。

2回目からは慣れたのか、そこまで強く
吐き気に苦しむことはなかったけれど、
イメンドが切れた頃に
吐気が強くなり、
仕事を自宅作業にしてもらって凌いだり
しました。

フルタイムで仕事もし、家事(育児)も
それなりに出来ていました。


▼食欲不振、味覚障害

自己流食事療法(食事制限)もしていました
が、制限するまでもなく、兎に角、
食欲がない、何を食べても不味い
食べると気持ち悪くなる
ものが多い、
そんな感じでした。

グリーンスムージー(豆乳とバナナ、キウイを
ベースに、オレンジとか、人参、緑の野菜)、
季節のフルーツ
(メロンは出回ってる間、ずっと、それと
  桃、スイカ、柿、葡萄、梨、、)、
豆腐、海藻、キノコ類、野菜サラダ
 (実験的に?脱毛と闘ってみましたが、
  毎日かなりの量食べても、何の役にも
  立たなかった、「脱毛は必発」でした)
野菜の冷製スープ
お刺身、月に1~2回のじゃぶじゃぶ
などを食して過ごしました。

「ネバネバがいいって、言ってる患者さんが
  多い」とT先生が教えてくれましたが、
 ネバネバ系は、私は食べられませんでした。


▼白血球減少(骨髄抑制)

白血球値は、
2千位づつ、ゴンゴン下がり
ましたが、感染症や発熱はしませんでした。
(マスク生活、手洗いを徹底しました。)


▼口内炎

口内炎は軽く済んだ方だと思います。
(口内炎予防に、
 投薬中は氷を食べ続け
 仕事中も家でも、
 アズノールでのくちゅくちゅ
 ペッを徹底しました。)


▼便秘

グリーンスムージーのおかげで、
日に2~3回はお通じがあった私ですが、
日に1回になったり、出ない日もあったり。
病院からセットで渡されていた便秘薬は
1回だけ使っただけで済みました。


▼血管痛

私はなりませんでした。

点滴針を刺す、化学療法センター長の先生が
すごーく針を刺すのが上手で、
私は大好きだった(今は別病院に移られて
しまいました、残念❗)のですが、

血管痛にならなかったのも、
その先生のおかげだったのかもしれません。

先生には、いつも、「いい血管してますね。
あなたの血管だったら、誰が刺しても簡単に
刺せると思いますよ。」
と、血管を誉められていました。
(術後のハーセプチンと採血、別病院での
 リンパ球点滴で、
 3×14回、左腕の血管だけ使い続けたら、
 さすがに入りにくくなりました。
 でも、O先生が2度刺したのは1回だけ。)

針の大嫌いな私が化学療法
の点滴を続けられたのは、
O先生のおかげ!!です。

抗がん剤という毒薬の投与なので、
超ベテランの医師(メスは置いた外科医)
ルートも取り(針を刺し)、その場にいて、
何かあればすぐ対応してくれる、
安心感のあるM病院でした。
(O先生異動後、代わりの医師がいないのは
 残念です。「ご意見箱」にも投書してみま
 したが、難しいようです。)

術後に使えなくなる右腕(患側)だけを使って、
術後のために血管を温存する、
ということまで思い至らなかったのは、
残念でした。

HER2陽性で術前化学療法する人は、
術後にハーセプチン点滴が14回続くので、
反対側の腕を温存すべく、
術前は患側の腕にビックリマーク
刺してもらうことをお勧めします。


▼副作用は、総じて、強烈
   ではありましたが、
   想像したよりは 大丈夫でした。
   副作用の出方、感じ方が、
   小さい方だったのかもしれません。

  2回目は慣れたせいか、1回目より楽で、
  3回目は油断したからか、白血球値が落ちた
  からか、少し大変になり、
  4回目は、最後だからと頑張れて楽だった、
  ざっくり、そんな感じでした。

  効いている感じが励みに
   なったからかも。
   それは、術前療法のメリット
   だったかと思います。

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