今夜も、眠れない。


眠れない、眠りたくない、眠る気がない、眠るのが少し怖い。ベッドの上さえも安らぐ場所でなくなってしまったのはいつからだろう。

いつも走って周りの空気を背後になびかせていないと、暗い海に漂う海藻たちに絡みとられてしまいそう。あの半年の地獄から解放されて、ここ最近まで走っていられたのに。

あの人の事を考えると吐きそうになる。はっきりと呪いの言葉を吐いてしまおう。絶対に幸せにならないで。それくらい、いいよね。
あの人のためにわたしが払った犠牲を、すべて無かったことにしてのうのうと生きることは許されない。

正義が存在するのなら、どうか。



個人的なことは書かないと最初に誓ったはずなのですが、結局書いてしまっています。