小説♯6 | Le ciel~君の幸せ祈る言葉~

Le ciel~君の幸せ祈る言葉~

[空へ羽ばたけ]

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「へー、塁慈?あいつ、性格も顔もいいからなー。つかあいつ細くね??」

「そうだよねー★細いし、指長いし、背も高い!!完璧じゃん!頭もいいしねw」

「そーだな。俺らはバカだけどw」

そろそろし~ちゃんの部屋行こうかな。

「ねーぇ、今さー、し~ちゃんの部屋からとんで来たんだけどー」

「うん。とんで?(笑)」

「うん。今から帰ろーかなって思ってんの。来るー?」

「おう、行こうかな。」

ごめんね、清。

清は寂しげな顔を見せた。

これからもよろしくねっ!!

「じゃ、行こうか。」

―詩音の部屋―

ガチャ

「おかえり、どうだった?」

「どうも何も・・・来てるし。」

「えぇっ?あ、ほんとだ!」

「ゆったほーがやっぱいいよね♪」

「清のフラれ虫~~~っww」

りっちゃん~!!

なんつー事を!!!!!

「うるせーやい!」

「はははっw」

「なぁ、清。清って愛の好きな人知ってる?」

「もー、りっちゃんいつまでその話引きずってんの!」

「えーっとね・・・『り』がつく人。」

ちょ、清ぉ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!

「りー?あ、分かったーー!もしかして・・・」

バレたっ!?

「輪時(りんじ)だろ!?」

なんだ・・・

りっちゃん鈍いな~・・・

あれ?

なんで私、寂しいんだろう。

・・・。ま、いっか。

「・・・りっちゃんは、「自分の事だ」とは思わないの・・・?」

ん?

私、何言ってんの?

これじゃ私・・・

告白してるみたいじゃん。

・・・

やだよ・・・。

気づかれないなんて嫌だ。

私の事だけ考えてればいいんだ。

りっちゃんなんか・・・。

「やー、俺21だし?先生っつーからもっと年上の人じゃねーの?

 輪時は25だし~・・・、そこらへんじゃねぇの?」

「・・・。バカ」

「・・・」

「・・・愛・・・。」

「え?えー?何??どういう意味!?」

「いいよ。もういい。どうせそんな意識しないんだったら

 好きな人、いるんでしょ?・・・・・・・・・誰・・・?」

「っ・・・愛・・・。」

「誰だって聞いてるの!」

「別に・・・いないよ・・・。」

嘘だ。

この目は嘘をついてる目。

何年りっちゃんといると思ってんの?

・・・2年だけど。

「りっちゃんは・・・、嘘が下手ね。」

ダッ!!

「愛っ!」

「愛~!」

「おい、愛っ・・・!」

もうなんなんだよ!

りっちゃんのバカ!

大バカ!!!!!

だいっきらい!

りっちゃんなんか・・・

・・・

―――

恋愛なんて小説みたいにうまくいかない

そう

覚えたのは―――

今日。

意味分かんない!

漫画とか小説って嘘ばっかり!

あんな風にうまくいくわけないのに・・・!

「愛っ!」

え・・・

りっちゃん?

やだ!

今、会いたくない!!

来ないでーーー!!

「愛・・・。」

「なんですか?フリにでもきたんですか?

 わざわざごくろーですね。」

パンッ!!!

「いた・・・っ!」

「アホか!!」

「・・・アホですぅ!」

「こんのバーカ!」

「バカですーーー!」

なんでりっちゃんに

ブタれなきゃいけないの・・・?

「一人で抱え込むなよ。」

「・・・?」

「お前が困ってると、こっちが傷つく。もう・・・

 無理すんなよ・・・。」

どういう意味・・・?

ってか・・・

ヤバ・・・

なんか体調悪くなってきた・・・。

「ゴホッ!それってどうゆー意味・・・?」

「どーゆーって・・・

 んー?俺の可愛い可愛い生徒が困ってるのが嫌だっちゅーことよ。」

「生徒・・・?」

「もー、いちいち言わせんなっ!

 だからなー?

 俺の好きな人が!困ってたらこっちが傷つくっちゅー話!」

「ほんと?りっちゃん・・・」

「ほ・ん・と!」

「わぁ~~~~~~~!!大好き!りっちゃんっ!!・・・ゴホゴホゴホッ!」

「大丈夫か?」

「うんっ!りっちゃんといるなら平気!」

「うわ~ん!愛ぁ~!!」

「おめでとー!!」

「まさか塁慈があんな事言うなんてな★」

「ちょっ!」

「あんな事?」

「あのねー!・・・」

―あの後―

「おい!おめぇなんちゅー事を・・・!愛の気持ちしってんのか!?」

「・・・。」

「好きな子がいるなら言えばいいじゃない!」

「知らないっていうのが一番傷つくものよ!?」

「俺は・・・。」

「俺は愛が好き。」

「え?」

「じゃぁなんで言わなかったの?」

「愛の反応可愛いんだよ・・・。あ~もう、、、

 なんちゅーか・・・嬉しすぎて死にそう。。。」


「―・・・って!」

「ゆーなよ!」

「はははっwりっちゃんかわい~ww」

「オイッ!!」

「めっちゃ焦ってる~w」

「愛の前ではかっこよくいたいもんねー?」

「皆してなんなんだよ!も~~~~~~!」

「ははは~っ!!」

―終わり―