バイクツーリング動画を撮るときの天敵「風切音」。ボボボボ~ってやつ。
スピードを出すとスゴイ風切音だけで他に何の音も拾わなくなり、聴くに耐えなくなります。
今までGopro本体だけでの風切音対策はあまり効果的な方法が見つからず半ば諦めてました。
音声絞ってBGM入れればほぼ気にならない程度に誤魔化せるしいいか・・・と。
ところがHERO5にしてHERO2より劇的に画質が上がった分、音声のプアさのギャップが
気になるようになってしまいました・・・


ということで外部マイクを導入することに。
マイクはこの手の使い方で評判が良さげなSONYのピンマイク ECM-PC60。

HERO5は外部マイクを繋ぐのに純正のアダプタを使わなければなりません。
これが非常に邪魔なボックス付き・・・しかも汎用の変換ケーブルは認識しないらしい・・・
今後使えるシンプルなサードパーティ製が出るのを期待だなぁ。


そのままでは外部マイクでも風切音は避けられないのでウインドジャマーをつけます。
ウィンドジャマー自作も試みたんですが、自分の裁縫スキルでは納得いくものが出来ませんでした・・・
ECM-PC60は凹凸のない円柱形状なので、ハンズで買ったΦ6.8mmのシリコンリングを2重にかけてストッパーにします。

GONKISSの汎用スポンジ風防をかぶせて

SIAの汎用ウィンドジャマーをかぶせて出来上がり。
入口はゴムが入っているのでちょっと引っ張ったくらいでは取れません。


純正アダプタのボックスは宙ぶらりんだと邪魔くさいのでメットに固定できるようにします。
ボックスに滑り止めシートを巻きつけてマジックテープを貼り付けました。

実際にメットにつけるとこんな感じになります。
ゴテゴテ感半端ない・・・


外部マイクの設置位置ですが、他の方の方法を見てみるとメットの中やシート下など風の影響を受けづらい所にセットしているようです。ただ全く風を受けないくらいに囲われた場所では拾う音もこもってしまうようです。
風切音が少なく、且つバイクの音(特に排気音)をきれいに拾えそうな場所を色々と試してきました。
ジャケット前面、メットのあごひも、メットの背面、メットの後ろ襟元、リアシートなど。

 

 



結果、なんとリアシート上が風切音ほぼ皆無でバイクの音も綺麗に拾える事がわかりました。
他の場所でもそれなりに効果はあったのですがリアシート上は品質レベルが段違いでした。
なんと120-130km/hレベルでも風切音拾わないんです。正直ここまでの品質で音声拾えるとは思ってなかったのでまったく驚きでした。

ただ配線が邪魔くさいのがネックですね。
せっかくのウェアラブルなカメラなのに配線がリアシートまで繋がってるって・・・
しかも自分の使い方だと殿様マウント+スイベルアダプタでカメラの向きを変えるので、マイクアダプタボックスの固定をどうするのかという課題も出てきます。
そうなるとICレコーダーで音声別録りがスマートな方法なのかもしれません。
編集の手間は増えますけどね・・・う~ん、悩ましい。

検証動画は後ほどアップ予定です。