ツーリング動画での運用を始める以前に、検証用に撮りためていたものをアップしました。

 

動画では構成上端折ったことなんかも書いていきます。

まずは設置方法について。

台座はGopro HERO2についていたパッケージ固定用のものを使ってます。
いつか何かに使えるかもと思って取っておいて良かった。
HERO5にも台座ついてるんですがH2n支えるにはちょっと小さいんですよね。
台座の下にはハンズで買った2cm厚のスポンジをかましてロードノイズ軽減対策としてます。
が、やっぱり少なからず拾っちゃうみたいです。
これに適当なアームを介してH2nをマウントし、ウインドジャマーを付けてます。

ウインドジャマーはH2n用ですがAmazonで見つけた1000円位のものを使ってます。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01ICZGS32/ref=oh_aui_detailpage_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
入口にゴムが入ってて、この使い方くらいでは取れることはなさそうです。
しかし・・・やっぱり存在感がハンパないです。


次にXYマイクとMSマイクの比較について。
XYマイクは収音角90°固定、対してMSマイクは収音角150°から30°(0°はMマイクのみのモノラル)まで変えることが出来ます。

 


今回の設置方法ではマイクの指向性面が空を向くことになりますので、
MSマイクでは出来るだけ水平面の音を拾えるように150°の設定にしてます。
MSマイクの方が音の拡がりが良いのはこの収音角特性由来なのですが、
今回明瞭感まで勝ったのも、収音角の関係でよりダイレクトに音を拾えてるからと推測してます。
こういう設置方法も試してはいたんですが流石に目立ちすぎなので実運用には至ってません。

やはりH2nを背中にボディマウントしてマイクの指向性面を後ろに向けるのがマイクの性能を最大限に引き出せるし、ロードノイズも避けられるので良いのかなと考えています。
こういうバックパックが使い勝手良さそうなんですよね。目立つのは変わらないんでしょうけど。

 



で設定に関して色々試した結論。どういう設置をするにしたとしてもバイクの車載動画でマニュアルゲインでは限界があると悟りました。
アイドリングのとき、ある程度回して走っているときの音量差が大きすぎるんですよね。
音量レベルが大きい音をレベルオーバーしないようにゲインを下げると、アイドリングなんかはほぼ聞こえないくらい全体音量が下がってしまいます。
MS Gain1

逆に全体音量を上げようとゲインを上げると、ちょっと回したときにはレベルオーバーで音割れという事になってしまいます。
MS Gain4

極力小さいゲインで録って、編集時に同じくらいの音量レベルのカットを切り出して音量調整すれば良くはあるんですが面倒ですし使えるカットが限られてきちゃいます。

そこで入力レベルを制御するためのリミッターやコンプレッサーを使うことになるわけですが、音の圧縮感があったり、不自然になったりとあまり車載動画での相性は良くなさそうです。
MS Gain2.5 リミッターStudio

MS Gain2.5 コンプレッサーGeneral

Sound Engineでの後編集でリミッターやコンプレッサーをより詳細な調整でかけることも出来ますが、いかんせん今の自分には使いこなせません・・・


で、結局のところAutoGainに行きついたという事になります。

でも懸念していた不自然な音量変化もなかったですし、結果的に小さい音と大きい音の音量差が小さくなって動画で使う場合に使いやすいし聞きやすいって事になるんで良かったかなと。

今後も色々と検証続けて行きたいと思います。
Sound Engineでの後編集とか奥がメチャクチャ深そうですが・・・