今までのイスラエル、パレスチナについてブログを読んで下さった方はきっと、

イスラエル人(=ユダヤ人)どんだけだよ!!

と思ってらっしゃるのではないでしょうかひらめき電球

今日はそんなイスラエルの人々のおはなし。









イスラエルは、ユダヤ人の国です。



ユダヤ人と言えば、ナチスによる大量虐殺が有名ですよねひらめき電球

そもそも何故ユダヤ人たちは差別され、迫害、虐殺されてきたのか?

イエスキリストを売ったユダがユダヤ人だったという説から、キリスト教徒やイスラム教徒たちに、ユダヤ教徒に対する不信感や憎悪が芽生えたのが原因だとか?











ユダヤ人はとっても優秀な民族。世界各国の政治、経済のトップには必ずユダヤ人がいるとも言われています。
個人の能力で生計を立てるしかなかったため、伝統的に教育熱心なんだとか。学歴も所得水準も高いんだそう。

世界中にいるユダヤ人たちが、聖地エルサレムに復活したイスラエルというユダヤ人のための国に心を寄せ、バックアップしています。

特に大国アメリカのイスラエルに対する肩入れは過剰すぎるんじゃない?っていうくらい。

だからこそ、とても小さな国なのに豊かで、度重なる紛争にも勝利してきたんです。








国を滅ぼされ、世界各地に追いやられ、差別•迫害され続けてきたユダヤ人たち。

国民全体に危機意識が浸透していて、もう二度と、この地を手放すものか!!この国を守れるのは自分たちだけだ!という思いが本当に強いんです。

最も強力な同盟国であるアメリカにも国防では口出しさせないし、安全保障条約も結んでない。



女性に兵役義務のある唯一の国。

街中にはたくさんの、大きな銃を手にした若いイスラエル兵たちがいます。

銃を片手に、携帯をいじったりアイスクリームを食べたり、普通にバスに乗ったりしています。



この光景には違和感を感じずにはいられません!!







住んでいた場所を奪うこと
人権を奪ってする、理不尽な行い





パレスチナ問題を目前にすると、イスラエルが一方的に悪いように感じてしまうんですが...


色んな背景があって、


どっちが悪いかなんて簡単には分からなくて。






エルサレムには、ユダヤ教徒の聖地、嘆きの壁があります。

これは、ローマ軍に滅ぼされたエルサレムの神殿の城壁の一部だけが残っているもので、

その壁に向かって、ユダヤ教徒たちは神殿の復活と祖国を思って嘆いているんだそう。










壁に向かって一心不乱に聖書を読む人々
むせび泣く人々



彼らは彼らで、自分たちの国でただ平和に暮らせる日を願ってるんだ。

彼らの姿を見ながら、パレスチナで出会った人たちの笑顔がずっと浮かんでた。



なんでこうもうまくいかないんだろうね







ユダヤ教正統派の人


スーツにシルクハット、もみあげくるくる縦ロールが正装。正装と言っても、彼らはいつもこの格好です。お祈りをすることが仕事で、国からのお金で生活しているらしい。




正統派の子ども










嘆きの壁に入るときには、観光客であっても男性はみんな、この「キッパ」と呼ばれる帽子が必要です。








愛国心って、きっと色んな形があると思うんです。

ようやく手に入れた自国を大切に思う気持ち、絶対守り抜こうとする強い意志

これがイスラエルの人たちの愛国心だとしたら、

平和ボケした私たち日本人にはちょっと希薄なものなのかもしれないけど、

それでも多分日本は、自分たちの安全を維持するために
むやみに他者を侵したりはしないと思うんだよね。


情けないな~って感じることもたくさんあるけど、私は、そんな日本のことを誇りに思ったよ。

暴力を伴わないと維持できない安全なんて絶対間違ってる。





そんなことをもんもんと考えながら、エルサレムでの日々はあっという間に過ぎていきます。。