【知識】やる気が出ないのはあなたのせいじゃない!真犯人とは?
こんにちは!カツヤです。「何やっても続かないんですよね。やる気がでなくって。」そんな風に感じてる方は多いんじゃないでしょうか?映画を見て、TVでドキュメンタリー番組を見て、本を読んで、音楽の歌詞を聞いて、なにかのセミナーに出席して、お世話になってる人の話を聞いて、、、いろんな形で感動したり、興奮したり、刺激されたりすることってよくあることだと思います。それで自分の夢や目標を立てて「よし、これからがんばろう!」「まずはこれからやってみよう!」と奮い立つのは良い物の、数日後、長くても1週間もすればその熱は冷め、忘れ、また新しい刺激を求めて次から次へと何か別のものに手を出してみる。実は人間はやる気になるのはとっても簡単だけれどもその分簡単に冷めてしまう、熱しやすく冷めやすい生き物なのです。だから、正確には「やる気が出ない」のではなく、「やる気を出し続けることがとっても難しい」のです。ではなぜ、やる気を出し続けることがそんなに難しいことなのでしょうか?理由はとっても簡単で、潜在意識の中の真犯人”ホメオスタシス”という、変化を拒むという人間の性質があるからなんです。人の心には、【顕在意識】と【潜在意識】があります。この潜在意識(一般的には無意識と呼ばれてるもので、自分が自覚することなく行動や考え方に影響を与える意識)がとっても厄介者なのです。潜在意識には”現状維持しようとするメカニズム”があるのです。これを、”ホメオスタシス”(恒常性)といいます。例えば、運動して体内温度が上昇したから汗をかいて熱を逃がし、平常時の体温に戻す、これもホメオスタシスです。ホメオスタシスは肉体面でも精神面でも作用します。実は、これと同じことがやる気に対しても起こっています。誰もが前に進みたい、やる気をもって頑張って行きたいと心から願っている、「これから頑張るぞ!」と意気込んだのになぜか踏みとどまってしまう、逆の行動をしてしまう。それは潜在意識が、やる気を出す前の状態、やる気がまだ出ていない状態を維持しようとして、せっかく沸き起こったやる気を冷ましてしますのです。やる気を出し続けられるようになるには、このホメオスタシスを”味方に変える”と効果的です。ホメオスタシスは潜在意識、無意識です。つまり、私たちが意識出来る範囲外なのでホメオスタシスをなくそう、乗り越えよう、と思ったところですぐにはコントロールできないのです。ただ、人間にはホメオスタシスという性質があるんだ、と理解しておけば「やる気が出なくて動けない、、、」と落ち込む必要はなくなりますし、「あ、今やる気が出てないのはホメオスタシスのせいだ」とその時の自分の状態を客観的に意識できるようになります。そうすれば自分で意識してまた動いてみることが出来ます。この繰り返しで新しい自分、やる気を持って動いている自分に少しずつ慣らしていき、やる気のある状態を増やしてそれを現状にしてしまえば、今度はやる気がある状態に対してホメオスタシスが働き、あとは無意識にやる気MAX状態が続くようになるのです。車でも止まってる状態から動かすときに一番ガソリン(エネルギー)を使います。しかし、動き始めてしまえばちょっとアクセルを踏むだけでどんどん加速していきます。むしろ今度は止めるのが大変なくらいです。つまり、急にやる気を出そうと思っても、最初の1歩こそ最大のエネルギーが必要なるので大変に感じてしまいます。何か新しく始めるときは得てして最初から気合を入れすぎて、大きなことをやろうとしてしまいます。本を読むときも「よし、これを今日中に読んで内容を理解するぞ!」と意気込んでも、ほとんどの場合、その1冊を読んで満足して終了してしまいます。逆なのです。最初こそ小さなことから、目に見えないくらいわずかなことから、出来るだけエネルギー少なく始められる事の方がいいのです。それを繰り返す。少しずつ繰り返していくことで”やる気をもって行動している状態”が続いて、それが現状になる。そうなれたらもう勝ったようなものです。もうあなたは”常にやる気がある人”になっているのですから。いちいち、やる気をもって頑張ろうと思わなくても自然に、スムーズに、何も考えず、何にでもやる気を持って取り組めるようになっています。やる気が出ない時はそんな風に考えて、肩の力を抜いて目の前のことにとりんでみましょう。それではまた!