ヤー(長男坊、3歳6ヶ月)が発熱しました。




一昨日、日付が変わる頃に、寝ていたヤーのおでこを触ったら・・・

熱い。

そのときはまだうなされることも、ぐずることもしていなかったのですが、
母親の勘というものでしょうか。




数時間後、ヒーヒー泣き出しました。

ジュンジュン(相方33歳)がすぐにアイスノンを用意してくれました。

熱を測ると、9度超え。


とてもしんどそうだったので、冷蔵庫に入れてあった座薬を使いました。

怖くて泣いて泣いて。

でも、どうにかなだめて。


その後、朝を迎えてもいっこうに熱は下がらず、食欲もないため、

かかりつけの薬局の薬剤師さんに相談して、

二回目の座薬。



少し辛さがとれたのか、それから四時間ほど寝ました。


起きてアイスを食べて、それでもやっぱり熱は下がらないので、

義母に連絡してキー(次男坊、0歳5ヶ月)を預かってもらうことにし、
病院に行く手配をしました。

キー、ただいま人見知り真っ最中。

知らん人に声をかけられたり、ほっぺたつんつんされたりは全然問題なく、
ニコニコ愛想がいいのですが、

抱っこされたりするのがダメみたいで。


義父母には、ものすごいぎゃん泣きです。


そして、自宅以外のところにゴロンと寝かされると、すごくキョロキョロ警戒&緊張する。

というわけで、わが家に来てもらうことにしました。


泣くだろうけど、しかたない。

おぱぱいたらふく飲んで、寝るタイミングを逃しまくっているから、
うまく寝てくれることを祈ろう、といったかんじでお願いしました。




ヤーは本当に元気がなく、かわいそうなくらい。

それでも病院では、お名前呼ばれたら自分でトコトコ歩いて、体重測ってもらったりして。

体温計も苦手で、家ではヒーヒー泣いてばかりだったのに、
病院ではおとなしくされるがまま。


かかりつけなので、みんながいつものヤーを知っている。

元気ないね、辛そうね、かわいそうに。

声をかけてくれました。



いきなり予約して詰め込んでもらったので、30分ほど待ちました。


診察と検査の結果、インフルエンザではなく、胃腸炎でもなさそう。

ウィルス性のものかとも言われましたが、はっきりとは分からないみたいでした。


舌が赤くなったり、指先が赤くなったり、BCGの跡が赤くなったり、
明らかに元気がなくてぐったりしてきたら、再受診、ということになりました。


アイスとプリンを買って帰りました。



病院に行って帰って、汗が少し出たのがよかったのか、
少しずつ熱が下がってきました。

夜になったら7度台に落ち着き、
今日はずっと6度台。

薬が大好きなヤーはしっかり飲んでくれるので、それもいいのかな。




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キーに本を見せてあげるヤー。



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「キーはどれが好き? ヤーはね、これとこれとこれとね~・・・」



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「ヤー、これ乗ってみた~い、 キーも今度一緒に乗ってみよ~」



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「キーにチューしよっか、チューしよ~」



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兄ちゃんが好きなキーは、何をされても全然嫌がらず。


ヤーが発熱して、いつもの朝と違いまとわりついてくる兄ちゃんがいないと、
キーはなんだかソワソワしていました。

声は聞こえても泣き声で、姿も見えないし、なんとなく探しているふうで。


普段でも、叱られた兄ちゃんが大泣きしたら、キーもびっくりして大泣きします。


病院に行く前に用意する兄ちゃんの姿が見えたとき、足をバタバタさせていたキー。

兄ちゃんのほうばかりを見て、ジタバタしながらニコニコしていました。




一緒に暮らし始めて5ヶ月。

キーは兄ちゃんがいるのが当たり前。


一方のヤーは、5ヶ月前にいきなりお兄ちゃんになりました。


私が、いろいろと求め過ぎたのかな。

それで熱が出たのかな。




ヤーが熱を出したことで、夫婦で考えてみました。

最近、ヤーに対して急ぎすぎたことばかりだったような気がする。

あれもこれもと、期待しすぎたのかもしれない。

できる、と決め込んで、一度できたことは手伝わなかったり。



どっかの3歳と比べていたのかもしれない。

どっかの3歳て、誰だ。

どこの3歳だ。



まだ、たったの3歳。

3歳半しか、生きてない。


大人でもいろいろと難しいよね、なんでもいつもどおりにするのって。

その日によってできたりできなかったり、大人でもあるのに。


うちの3歳はこれなんだ。


どっかの3歳はもしかしたら4歳や5歳なんじゃない?



私はどれだけの3歳を求めてるんだ。




熱を出して、「病院行こうね」という私に、

「病院行かない、抱っこがいい、かあか、抱っこして」

そう言ったヤー。


涙が出ました。


「抱っこして」


この言葉を、毎日毎日、飲み込んできたんだなぁ。



私の顔色うかがって、我慢してきたんだなぁ。


私と一緒に遊んでいても、
弟の泣き声が聞こえたら、「あー・・・」って顔をして私を見ていた。
諦めたような目をしてた。

家事している私のそばにきて、何も言わずに見上げて両手を広げるヤー、
今抱っこできないよ
そう言われて何も言わずに手を閉じて離れるヤー。


分かってたのにな。

分かってたのに。

知ってたのに。




本当に辛くてしんどいときに、しぼりだすように出た、

「抱っこして」



ごめんね、ヤー。



熱が出て、初めて、

今までのことをゆっくり冷静に振り返りました。