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赤とんぼ ／ 風野宮（浅草ファクトリーライブ）
作詞作曲はピアニカ（菊地陽子）さん
認知症になった義母は、すぐに言葉がでなくなってしまいました。足元のおぼつかない義母の大好きな散歩を（徘徊とも言うかもしれませんが）主人と二人でしているときのうたです。義母の認知症からは、ほんとうにたくさん心を教えてもらいました。そんな認知症の母＝姑や、亡くなった自分の母への感謝もこめて作った曲です。（歌まっぷの作品解説より）
赤とんぼ
あなたの頬が まだ甘く その髪も緑で
幼い子供達が その膝で笑い
愛と幸せを包んでいた 柔らかな腕も
二度ともう戻らない 黄昏に沈む記憶
言葉がこぼれてゆく あなたの手をとって
髪の白い息子が もっと白い母と歩く
コスモス揺れる畑の道 赤とんぼ 舞いました
日ごと想い出 失くしてゆく あなたの悲しみが
今では 他の人の 困り事になっても
愛したものたちに 寄り添える 母の心だけ
神様は残された あなたの微笑みの中に
心がこぼれぬよう あなたの手をとって
髪の白い息子が もっと白い母と歩く
コスモス揺れる畑の道 赤とんぼ 舞いました
あなたの手が 作ってた たくさんの料理も
編み上げた 子供達の 年ごとのセーターも
幼いものたちを励ました 魔法の言葉も
忘れて戻らない あなたは子供に還る
すべてがこぼれても 愛が残るよう
髪の白い息子が もっと白い母と歩く
コスモス揺れる畑の道 赤とんぼ 舞いました
コスモス揺れる畑の道 赤とんぼ 舞いました
