捲土(けんど)重来を期して3年ぶりに重賞へ。サマーマイルシリーズ第2戦「第72回「中京記念」は18日、出走馬が確定した。栗東滞在の関東馬ボーデンはこの日、団野を背にCWコース単走で追い切りを消化。折り合いとしまいの動きを確認し、態勢を整えた。前走の錦Sで1年11カ月ぶりに勝利の美酒。息を吹き返した素質馬が勢いに乗って重賞獲りにチャレンジする。
 21年スプリングSで3着に好走。かつてのクラシック候補生も一時は3勝クラスで8戦続けて馬券圏内を外すなど不振が続いた。気難しい面があったことから2走前の節分S8着後、2月9日に去勢。そのタイミングで上原佑厩舎に移り、新たなスタートを切った。

 転厩初戦の前走錦Sは去勢効果もあって体が18キロ絞れて490キロ。ズバッと差し切り、1年11カ月ぶりに勝ち切った。佐竹助手は「絞れて体をうまく使えるようになりました。前走は最後まで脚を使って、いいパフォーマンス。内容が良く、ポテンシャルの高さを感じました」と振り返る。
究極の穴馬は団野騎手騎乗のボーデン◎でしょう。対抗は夏に絶好調のアナゴサン〇、3着に岩田騎手騎乗のセオ△で勝負馬ラブチョキします。