「これでいいのだ」とバカボンのパパは言います。
自己肯定とはこれ。
「自分は自分のままでいい。」と思えるとあとが楽です。
これって生まれつきのものかどうかは、あたしはわかりません。
でも、大きくなる途中で得られるもののようです。
生まれて、お母さんやお父さんに愛される。
かわいがられて、ウンチをしても、げっぷが出ても、うえっと飲んだ母乳をげろしても叱られることもなく面倒を見てもらって、自分がしたいことに集中。
笑って、おすわりして、ねがえりして、ハイハイして、やがて立ち上がります
歩こうとして何回も転び、泣いても泣いても頑張って立ちます。
それを周りの家族は、見守り育ててくれます。
「なかなか立ち上がれないなんて、お前はダメなやつ」とか言われません。
このまま回りがいいよいいよと育ててくれればよいのですが、「成績がわるいだめ。」「おまえはぐず」とかそれを思わせるような発言や態度で育てられると、その子は、自分はダメだと思い込むようになります。
自分がだめだと思うと、自分で感じた感情も否定します。「そんなこと思っちゃいけない。」「自分はこう思うけど、いっちゃいけないよね。」「自分は優秀じゃないから、だめなやつ」など、枚挙にいとまがありません。
そうしていると、自分で感じた感情や直感に自信が持てません。
直感は、磨くと素晴らしい武器になり、規律なども生まれてくるようです。
そして、混乱した周囲の中にあっては、自分の考えも聞いてもらえず周囲にばかり意識が行ってしまい自分の考えが育ちません。
強い大人の意見に従うばかりで、自分の意見がないと、大事な場面で自分の考え方が使えません。できなければできないでいいのです。
「これでいいのだ。自分のままでいいのだ。」と自分を肯定して下さい。
出来ない自分も認めて、伸びしろだと思い、自分でできないときは誰か出来る人の力を借りてもいいのです。
織田信長だって、自分一人で戦ったわけじゃないし。でも、自分なんてダメだといってません。
かくいうあたし、自分なんてダメ、女子はダメ、親に愛されない自分の感情なんかあてにならないし、論理的に物を考えて、それに従う、人情なんて論理じゃない。
でもね、人は大事にしたいから何も言わなくても助ける。(滑ってましたが)
という人間でした。
お父さんの厳しい説教で鍛えられたあたしですから、他人に対してもその考え方を使ったのに、物事はうまくいきませんでしたが。
やはり、どの場面でどうするかは、それぞれの人間の考え方です。
自分の考え、直感を使うべきです。
そのあとの結果は、自分で引き受けてまた成長の糧にしなければなりません。
そうできなくて、何度失敗した事か。情けなくなるほど、自分の考えではなく、お父さんの考えで事に当たってはうまくいかず爆死してました。
感情も鈍っていたので、相手の心の動きが見えずなおうまくいきませんでした。
相手に良かれと思っても、ちっとも相手のためになりませんでした。
あたしにとっての自己肯定とは、自分であることなのです。
「これでいいのだ」
みんなで、バカボンのパパになりましょうよ。