宮城県ゆずり葉の会主催 講演会・設立30周年記念式典が11月4日(土)

TKPカンファレンスセンターで行われました。

3連休の中日でお忙しい中、大勢の皆様に参加して頂き、心より感謝申し上げます。

11月5日河北新報社朝刊みやぎ版(16ページ)に講演会が掲載されました。

【講演会】

講師の東北大学大学院医工学研究科リハビリテーション医工学分野教授・同大学院医学系研究科肢体不自由学分野教授、出江紳一先生が「ニューロリハビリテーションについて」、脳卒中片麻痺に対するニューロリハビリテーションの全般と、仮想現実(VR)や末梢神経磁気刺激を用いた麻痺の治療や遷延性意識障害の回復に関係する画像をもとにその所見についても最新の知見をとても丁寧に紹介して頂きました。

また、出席者からも質問にも丁寧に分かりやすくお答え頂きました。

 

講演の中で先生は意識して動かす。自分が自分で動かしていることが分かっていること。脳の感覚領域に意識として入っている運動が大切ということを強調されておりました。

 脳で意識(指を動かそう。腕を上げようとかを思うこと)したことが信号として末梢神経に伝わり抹消が作用し、動いたという感覚が脳に戻る。その感覚信号が繰り返されることが多ければ多いほど慢性期においても神経の可塑性を促進することだと捉えました。

さらに多感覚のフィードバックは、感覚運動ループ(脳から抹消、抹消から脳へ戻される信号の再構築による運動学習(練習)においてとても重要な役割を果たすとお聞きし、遷延性意識障害者のリハビリテーションや介護、ケアの中で、これらを踏まえてやっていくことが回復していくかもしれないと大きな希望を持つことができました。

講演会の時間はあっという間に過ぎてしまい、もっとたくさんお聞きしたい内容でした。

忙しい中、参加された皆さま、講師の出江先生に改めまして感謝申し上げます。

ありがとうございました。            

 

【宮城県ゆずり葉の会設立30周年記念式典】

式典に出席いただきました来賓の皆様、関係者の皆様、お忙しなか大勢参、お集まり頂きまして誠にありがとうございました。

当会が30周年を迎えられましたのも、ひとえに式典にご参加のいただきました皆様、その他大勢の皆様のご支援、お力添えのたまものでございます。深く感謝、御礼申し上げます。

これからも、遷延性意識障害者の治療、研究、啓発活動等の活動を続けて参ります。

つきましては変わらぬご支援、お力添え、また、ご指導ご鞭撻、賜りますようお願い申し上げます。