こんばんは。

熱が下がりました!
ご心配おかけしてすみませんでした。
コメントやメッセージをくださる方、いつも本当にありがとうございます。


いやな倦怠感もすっかりなくなりました。
異常な喉の乾きだけが続いてます。
たくさん汗をかいたからかもしれません。
今日も、何度も何度も部屋とキッチンを往復して麦茶の補充をしました。

そこで気付いたんですが、毎年この時期になると冷蔵庫脇に大量にストックされるビール瓶が、今年は1本もないんです。


義父は夏季限定のビール党です。
夏は毎晩の晩酌を楽しみに仕事をしています。
(春、秋、冬は「冷えてトイレが近くなるから飲まない」と言ってビールを避けています。もう還暦なのでどうしても頻尿になってしまうようです)
去年なんて何度おつまみの枝豆をネットで発注したことか…。

おかしいなー、もう暑くなってきてるのに。
重いから買いに行くのが面倒なのかな?

不思議に思って義母に「ビール、注文しておきましょうか?」と聞いてみました。
すると義母は「お父さん、今年はビール絶ちするんだって」と。


ものすごく驚きました。
義父は仕事の組合で受けられる健康診断に毎回引っかかっていて、そのたび医師から「お酒を減らしてください」と言われてきたそうです。

でも絶対に夏季の晩酌をやめようとしません。
義母や義姉たちが口を酸っぱくして「ビールの飲みすぎだよ!」と注意しても、1日に2本も3本も、時には5本も瓶を空けてしまいます。

私はそれほどお酒が飲めないので健康を損なってまでビールを飲みたいという気持ちはよくわかりません。
でも義父からしたら「夏はこれがないと俺はダメになるんだ」だそうです。
ビールというご褒美があるから、夏の繁忙期を乗り切れるんだそう。

それを今年はやめるなんて…。
まさしく驚天動地です。
あんまり驚いて「えっ?お義父さんが?」と聞くと、義母はちょっとにやにや。


「恥ずかしいからみやこちゃんには言うなって言われてるけど…ここだけの話だよ!
お父さんね、願掛けしてるのよ。
みやこちゃんに赤ちゃんが産まれるまで、ビールはやめるんだってさ」


その言葉を聞いた瞬間、ぶわーーーっと涙が溢れてしまいました。


義父は火葬以来ぴよちゃんのことを話題にしてきませんでした。
私も異性である義父にはなんとなく話しにくくて、ぴよちゃんの話は夫か義母にしかしてきませんでした。

もちろんそれについて不満はなかったです。
初の内孫が抱けず死産に終わってしまったとはいえ、義父は昔の人(失礼ですね…)だし、男性だし、外孫がもう何人もいますから。
まあそんなものだろうと思っていました。


でもそうじゃなかった。
勝手にそう思い込んでいた自分が恥ずかしくなりました。


義母は慌てて「あらぁ!ごめんね!プレッシャーだよね!」と謝ってきました。
私は「プレッシャーじゃなくて、嬉しくて…」と答えるのでいっぱいでした。

義父の、口には出さない、直接私には言わない優しさが嬉しかったんです。


義父だってぴよちゃんのことを楽しみにしていてくれたんですよね。
それを私がだめにしてしまったことを残念に思って、でも決して私を責めたりはしなくて。
心療内科に行ったり不育症の検査を受けたりして次の赤ちゃんを抱く準備を整えている私を、義父なりに応援してくれていたんです。
大好きなビールを絶ってまで願掛けして…。


不器用な、だけどすごくあたたかい義父の優しさを感じて、ぼろぼろ泣いてしまいました。

義父のためにも妊活がんばろうと思いました。
元気な赤ちゃんを抱かせてあげなくては。
そして大好きなビールを飲ませてあげたいです。
できれば、健康を損なわない程度にしてもらいたいところですけどね。


昨日・今日と、気付くことの多い2日間でした。
夫や義父の気持ちに気づき、触れることができてよかった。
ここのところなにかと落ち込むことが多かったですが、今は穏やかな気持ちです。