俳優 宮内勇輝 -5ページ目

コロッケイコ

今日は陶板料理専門店「下北沢18」にて本番さながらの稽古であった。


下北沢コロッケフェスティバル×SFF×劇団フルタ丸。

4月の16、17日に開催されるコロッケ×演劇という新感覚イベントの稽古。

年々積み上がっている僕らのチームワークは怒涛のスケジュールもどうにか対処できていて、改めてみんなのありがたさを感じる。

僕は正直、身体はボロッボロで休憩中は、何処かの酔っ払いのようにテーブルに突っ伏して寝ていた。

朝の集合は早く、遅刻をしてしまった奴がいて「おいおい」なんて言っていたが、本当言うと自分も二度寝でギリギリまで寝てしまっていたのだ。明日は我が身。

稽古自体はというと、色んな所に具体性がちゃんと現れ、まだ立ち稽古を一回しかしてないのにとても良い具合に進んだ。
こりゃ楽しいイベントになりそうだ。
是非、観に、食べに、遊びにおいでくださいませ。

コロッケ18詳細


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写真は、
稽古後に近くのカフェバーにて。
(メンバー篠原撮影)
ペパーミント酢ビールなるものを注文した。とても美味しかった。
雑誌の表紙みたいな写真をと思って表情を作ってみた自分だったが全然ダメで、右側手前の清水洋介氏のおしゃれ雑誌っぽさに負けた。

お店の歴史

ずっと気になっていた近所にある喫茶店に今日初めて足を踏み入れた。

何てことはない昔からある純喫茶のような外観。店外には餃子のノボリがある。メニューを見れば色んな定食がある事が分かった。

あ、なるほどですねぇ。

色々提供しちゃうパターンですねぇ。

と思ったが、
ずっと気になっていたので入店。
時刻は19時。

店内には2人の客と齢60を越えたであろう店主。

最初はコーヒー一杯のつもりだったが、時間も時間だしスタミナ定食とビールを注文。喫茶店だと思って入ったのに。

まぁいいか。

先に出てきたビールとつまみ代わりの歌舞伎揚げを頂きながら、置いてあったワンピース1巻を読み始める。

1巻のシャンクスが船出して、ルフィーが海賊になって1人船出をするところまで、


完璧やないか!!!


これでもかってくらい盛りだくさんで、しかも全部しっかり入ってくる。
完璧やないか!!!

と、心ジーンとしているあたりで、スタミナ定食到着。ま、喫茶店ですからね、王将とかとは違いますけど、しっかりとした豚の照り焼き、半熟卵、サラダ、味噌汁、漬物、といったラインナップ。

お腹も減ってたので、コーヒー飲みに来たのになぁという煩悩は消え去りました。

テレビを見ながら、ビール飲んで定食食べて。ほんのりいい気持ち。

気付けば店内は会社帰りのサラリーマンや常連さんらしき人も増えて7割くらいが埋まり始めていた。

途中電話が鳴り、電話をとる店主。

「うん、あそうなの?今家なの?うん、分かった。じゃあ後で、、、うん、今?うん、今忙しい。はい、はーい。」

プライベートの電話かーい!!

と、ちょっと面白がっていたその時でした。
店主が電話を切り、キッチンへ戻って行く時、その後ろにあった張り紙を発見したのです。

”閉店のお知らせ”

”立ち退きのため3月末をもってお店を閉店する事になりました”

”45年間沢山の方に愛され…うんぬんかんぬん”


45年間やって来たんだ。


今日来て本当に良かった。
自分は昔から来ていた常連さんとは違うから全部想像で埋めるしかないのだけれど、

店内の雰囲気とか、

メニューの文字とか、

看板の妙に洒落たフォントとか、


全部店主や家族が決めて、

「こんなのが俺は好きだ、こんな店にしたい」

「いいわね!かっこいい!」


「もっとこうした方がいいんじゃないかしら」

「お父さんの料理美味しいんだから、定食とかもやろうよ」

「そっか、やってみるか!」

そういう会話もあったかもしれない。
町内会からの表彰状も何枚もあって、きっと祭りの日には沢山の人達があの店で集まってコーヒー飲んだり、お酒飲んだりしてたんだろうな。

家族の形があるそんな喫茶店だったから余計に想像してしまったのかもしれない。

勝手に想像して泣きそうになった。

というか、
書いてる今、泣けてきた笑

店は生き様だよ。

良いことも悪い事も、素晴らしい出来事もみっともない出来事も含めて、全部乗り越えて45年間やってきたっていう生き様。

商売やるって覚悟。
店を構えるって、
生き様であり、覚悟だと思う。

コロッケフェスに向けてとても良い勉強になりました。
そういった意味でも、
本当ありがとうございました。
と、言いたかった。

しかしながら、なんとなく行くなら今日だなって感覚は間違ってなかったな。


会計を済ませて店を出るとき、丁度店主は次の料理の食材を取りに奥へと引っ込んでしまった。

僕は忘れ物ないかチェックしたり、ゆっくり手袋をはめたりして時間を潰す。


「ごちそうさまでした」


を言うために。




写真はその喫茶店ではないですが、
こんな感じの喫茶店です。

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人生に演劇を

こんばんわ。
久々の更新。
「ブログ、ツイッター、Facebookを連動させて記事をアップすればいいんじゃん」

ということに、
先日気が付きました。
機能は知っていてもそれを自分がどう使えばいいかまで非常に時間のかかる子です。宮内勇輝です。




人生に演劇を。


先日から特に理由もなく、
「コンフィダント・絆」
という三谷幸喜さんの舞台のDVDを繰り返し観ています。
三谷幸喜さんの舞台作品はどれも好きで観ているのですが、ここ最近何故か何度も観たコンフィダントだけを繰り返し。

錚々たる出演者の皆様の演技。

いち早くこんな方々とお芝居がしたいと思い続けてここまでやってきている。
その熱は未だ冷めやらず。
というよりもここ最近は一人でいる時間があると、もう熱がオーバーヒートしそうで、誤魔化すように繰り返し再生しているといっても過言ではなく。


良い演劇は観終わった後、
必ずとても大きな幸福感がやってくる。

あのセリフが、
あのシーンが、
あの物語が深く刻まれて、
これから先の人生に付き添う。
僕はこの刻まれている時間が大好きだ。

その日の印象が深ければ深いほど、
永遠と呼べるくらい人生に付き添う。


僕はそれを味わって頂く側の人間だ。
それが不特定多数の方々にお届けすることができて、ようやく生きていける。ようやくだ。そんな商売を僕はしている。これが現実。

次回公演のチケットが本日より発売された。また近々で皆さんの元へDMもお送り致します。

今回、早めのご予約をオススメしてます。

毎度精一杯やってますが、

次は、さらに、
跳躍する劇団フルタ丸を観に来て下さい。
本当にお見逃しなく。


あなたの人生に演劇を


劇団フルタ丸 2016年 本公演ツアー
『ビッグマウス症候群』
3月12日本日よりチケット発売開始!

東京公演(5/25~29)⇒ticket.corich.jp/apply/72892/ 

岐阜公演(6/10~12)⇒ticket.corich.jp/apply/72893/


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