最近はブログ更新もままならず、申し訳ありません。
ここ最近の近況と、これからの目標、今直面している仕事について報告致します。

工房で抱えてる船外機整備&加工だが、去年の5月くらいから、
絶え間なく受注を抱える様になってきた。
ホント、依頼された方々には感謝でしかないのだが、
一時期は私のキャパオーバーで納期遅れが多発(-_-;)
お客さんを怒らせてしまう事もしばしば・・・

かと言って、と形にしたからハイどうぞ!
って訳にはいかない。
最後の詰め(調整)には数時間~数日かかる事も当たり前。
これが出来ない事には渡す事は絶対出来ない!!
壊すのは簡単だが、目には見えないバランスを取る作業はホントに難しい。
何年経験しても個体差という不確定要素が多い船外機は特に!
まして教科書など何処にもない!
自分の経験値と知識だけが頼りでしかない世界です。


最近は加工+リフレッシュと云った塗装をお願いされる事が多くなってきたが
先ず製造から20年以上!
何を意味するかと云えば、ほどんとがレストアに近い作業ばかり。
20年も使えばくたびれるのは当たり前なのだが、簡単に部品交換と言う訳にはいかないのが現状。
部品を新品に変えれば塗装の必要も無いし簡単だが、
皆さんに知って頂きたい現実として、部品で同じものを組み上げると、
10万で買えるもには40万、30万で買える船外機なら100万を超えるという現実。
実際、300万の車を部品構成したらフェラーリが買える金額になります。
だから手間暇かけて補修となるのですが、
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写真はDT-9.9馬力の物だが修正前、スケグ(丸の部分)は欠けて
半分位しか無かった。
修正するにアルミ板の母材を強力なセメントで形にし、
強度のあるアルミパテ+繊維を入れて補修。
勿論、強度は純正と同じか、それ以上の強度を確保してある為、普通に割れる事は無いと思います。
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いかにも「後から付けました」みたいな痕跡は残さない様、最終的な仕上げを施し、塗装を施せば元通りに!
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下がそうなら上はメチャクチャ!!
カウルは割れ、角には無数の傷と擦痕だらけ!!
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中間にあたるアッパーケースも相当なダメージ・・・
こんなガラクタが10万円なんて・・・(言い方が悪くてすみません)
エンジンも焼き付いた痕跡あるし・・・・
売主さんを恨みますよ・・・(実は本音かも?です)
一つ一つの部品点検し、修正補修はレストア作業でしょ!?



エンジンもフルO/Hし、全塗装すれば時計の巻き戻し完成!!
DT-9.9馬力という20年前の概念も、時代遅れ感も否めない外装も一新し
最新の20馬力では追い付けないパワーと美観を備えた新しい船外機の出来上がりです。
それこそが自分のステータス、存在意義なのですが、

ここまでやって20万そこそこ、実際の手取りは7・・・?6??
正直辛いトコですが・・・(-.-)

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そんな下積みがあって塗装をすれば新品以上の輝きを放つ。
やっぱね・・下処理ってホント大事なのよ!
砂上の楼閣とはよく言ったもんだ(-。-)y-゜゜゜
仕事をやって、お客さんからお金を貰って、ありがとうと言われる
その言葉だけが支えで頑張っている訳で・・・・

職場では言葉を忘れるくらい無口で何もない日常。
煩わしい人間関係もありませんが、苦労を分かり合える人間もいない。
ただ、1代で止める訳にはいかない仕事ですから、
次世代に残す為にも頑張っています。
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現在、船外機ばかりの記事が目立ちますが、ボート製作に集中出来る環境を整える為、今月中に船外機8台全て整備しています。
自分の全身全霊を賭けた新型ボート・・・
生きてた足跡と、己の持っている全てを形に込めて。
息子に丸投げできたら・・
生きてる内は生涯挑戦です。