先ずは写真を見て下さい。
ロアケースガイド、プラスチック部分が溶け落ちています。
エンジン内部は焼きが入ってアメ色に変色。
飛沫式と呼ばれ、オイル循環を司るスリンガーと呼ばれる部品は変形。
堆積した砂利でインペラケースが覆われていました。
ロアケース内壁にも砂利が付着。



これらが意味する原因はインペラ不良に依るオーバーヒートです。
インペラは定期的に交換してるよ!!
って言ってる貴方もこうなった原因を知れば意外な落とし穴に気が付く筈です
真っ先にインペラ不良を想像出来る状態なのですが、先月新品に交換したばかりだし、組み付け不良も否めない状況の中、蓋を開けてビックリ!!


写真がありませんが、インペラケース内も砂利にまみれ、インペラが千切れる様に破損し、ブレードは皆無。
私なりに推測した使用状況をオーナーに話すと、ドンピシャに当て嵌っていました。
内容はこうです。
砂浜から出航し、浅瀬を航行。
時折、スケグ&ペラが砂地に突き刺さるも、危険な波打ち際を脱出する為、
構わず航行し、やっと波打ち際を脱出し航行途中に白煙を吹いてエンジン停止
この間エンジン内部、インペラケースで起こってる現象は下記の通り。
ロアケース給水孔から砂利交じりの海水を汲み上げ、インペラが削られる。
検水の他、ロアケースを冷やす為に排気管から排出される水が砂利交じりで
インペラケース外部に堆積。
削られ続けたインペラはポンプ機能不全となり、油温上昇。
想像では300℃オーバー!!(油膜保持出来る限界は140℃です)
エンジン不調、またはエンジン停止で異常に気が付く。
工房で過去に3台の例があり、緊急告知として更新しました。
また、似たような症例で来月入院予定の船外機を含め、4機目です。
皆さんも気を付けて下さい。
雅工房