最近みつけた保健室の先生のブログです。

この方は低身長が気になるお子さんや6年生のお子さんの成長曲線を作成して保護者にお渡ししているそうです。

素晴らしい先生だなと思いました。

こんなことしてくれる保健の先生がどれだけいるでしょうか。

これだけ情報があふれていても、調べない保護者、知ろうとしない保護者は一定数いると思います。

私のブログに来てくださる方はすごく意識高い系だと思っています。でも、みんながそうってわけじゃない。

いやな意味ではなく、子供の身長に注意を払っている余裕がないご家庭はいくらだってあるのです。

成長曲線の存在を知らない人、いるかもしれません。

成長曲線がいろんなことを教えてくれるってことを知らない。年齢と身長をただ縦に並べただけじゃわからないことがたくさんあるんです。

標準よりも低いということがわかるのはもちろん、ある時期から標準線を外れて伸びなくなった、思春期スパートが始まらないなどなど。

でも、生まれた時からの身長をプロットしていくのは地味に面倒くさい。ちょっと気になるけどまあいいや。

保護者がそう思ってしまったら、それでその子の身長は決まってしまう。

そういう保護者に成長曲線を確認してもらうことができればなにかが変わるかもしれない。

なんなら過去の記録を紛失しまっても小学校では6年分のデータを保管しているはずです。

うち小さめだけどどうなんだろ、急に伸びてきたけどどうなんだろ、っていうとき、クリニックは敷居が高いと感じたらまずは保健の先生に聞いてみるのもありかもしれないです。

＜成長曲線豆知識＞

下記の資料はたなか先生成長クリニックHPからお借りしました。

成長曲線が上向きになってきたときが思春期の入り口と思われがちですが、実は曲線が上向きになったときにはすでに思春期に入ってます。

正確にいつ成長期に入ったかということは毎年の伸び率（伸び率は通常思春期に向かっていったん低下）のグラフと成長曲線が交わる点で判断します。

成長曲線が上向きになっていない２点（a、b）と上向きになってからの２点（c、d）を結んだ直線の交点が思春期の開始時期となります。

だいたい曲線が上向きになる6か月前ごろが思春期到来かと。

そう考えると次男の思春期到来はやっぱり12歳半ぐらいなのかな～

成長曲線は語る