DAVID BOWIE is / デヴィッドボウイ大回顧展
に行ってきました
天王洲アイル駅に貼ってあるこのポスターの写メを受付で見せるとオリジナルステッカーがもらえます
直筆のスケッチやメモ、衣装、写真、映像など、デヴィッド・ボウイ・アーカイヴから厳選された300点以上の貴重な品々を展示。ヘッドホンで楽曲を味わいながら、ボウイの魅力と50年におよぶクリエイティビティを体感できる画期的な展覧会。
公式サイトより
会場1階にあるDAVID BOWIE is CAFEにあるパネル。
皆さんボウイと同じポーズで写真撮ってました(笑)
私がボウイに出会ったのは高校生の時でした。
最初はテレビで観た戦メリで衝撃を受け、そこからとにかくボウイを吸収したくて音楽を聴きました。
とにかくその魅力にはまりました
あれだけの前衛的な奇抜な創造的な事も、変化も恐れず突き進むボウイの姿は感動的です。
生き方も顔もスタイルも大好きだけど、
とにかく好きなのはあの声…
鼻に掛かる滑らかな英語…
どこか懐かしいあの声…
私の父は私が中学2年生の時にガンで亡くなりました。59歳でした。
父は翻訳や通訳の仕事をしていました。中曽根元首相が首相時代に外国の公人と会談する際の通訳をしていたこともあります。
私が幼い時も仕事で長期間海外に行っている事が多く、あまり一緒にいられる時間はありませんでした。そして私が13歳の時に他界…
父は私の誇りであり、憧れの存在でした。
デヴィッドボウイのその声は、英語で話している時の父の声にどこか似ていて…
あの鼻に掛かる滑らかな英語…
高校生の私はボウイの音楽を聴く事で、ボウイの宇宙を感じるとともに、あまり一緒にいられなかった父の存在を必死に感じようとしていたのかもしれません。
父を亡くしたばかりの私にとって、
ボウイは父との時間を繋いでくれる
「宇宙」でした。
父が話していたあの滑らかで心地よい英語。。
今回の回顧展ではヘッドホンでボウイの音楽を聴きながら、ボウイの映像や衣装に包まれる事が出来るので、入場者の方々がそれぞれ
「ボウイと自分の思い出」
に浸れる素晴らしいものでした。
そして私にとっては
「ボウイと私の宇宙」
を感じるとともに、
「ボウイが繋いでくれる父と私の宇宙」
を久し振りに感じることが出来る特別な時間でした。