この週末プロレス観戦の予定もなく、銭湯の新規もしくはリニューアル訪問の予定も特にない。そこで時節柄もあり私のもう一つの趣味とも言えるラジオリズニングから気になる改編期の話題や最近注目している番組を6日間取り上げておきたいと思っています。

 

まず初回はこの話題『ニッポン放送・日曜競馬ニッポン本日で終了』

 

私はこの11月で競馬観戦歴50年になります。その頃は日本短波放送(現・ラジオNIKKEI)とラジオ関東(現・RFラジオ日本)しか首都圏では競馬中継はありませんでした。その後1976年にニッポン放送で競馬中継がスタートします。系列の毎日放送が津川雅彦さんやロイ・ジェームスさんを司会に据えたようにニッポン放送は大橋巨泉さんをメインに置いて冠番組としてス午後の中継を行います。

 

同じタイミングで放送終了になるフジテレビ系の『とくダネ』のキャスターである小倉智昭さんが巨泉さんに誘われてフリーになりこの番組の進行をしたのは有名な話です。よく小倉さんはその後の『世界まるごとHOWマッチ』のナレーターが出世作とされてますが、私からすればこの番組がなければそこに繋がってなかったと思っています。

 

丁度その頃小中学生の自分はこれを聴いていましたね。ラジカセで録音を取ったりしながら。中学生になると短波放送も聴いていましたけど、日曜日の午後はこちらが優先。そもそもラジオNIKKEIですら当時はそれ程フルタイムで中継をしていた訳でもないですからね。私にとって競馬に嵌るきっかけになった1978年の秋の天皇賞。カンパイというスタートやり直しの末テンメイが母トウメイと全く同じ12等立て8枠12番で優勝した時はそのレーズを録音して聴いてました。またその翌年のダービーで巨泉さんが軽視したリンドブルバンが2着に入った時は溜飲が下がる思いをしたのを今でもハッキリ覚えています。

 

やがて私も他局を聴くようになり番組も巨泉さんが一戦を退いた90年から1時間繰り下げに。そして決定的にトーンダウンする事になったのは2000年になり放送時間が特別レーズの時間帯のみになった事。その辺りから企画はそれなりにあったものの競馬中継としての役割りは終えていたのかも知れません。そこから21年頑張ってきたものの競馬中継の番組としてはついに今日で幕を下ろす事になったようです。

 

後継番組でレーズの中継は行うようですが、改編期の1週前で番組終了というのは来週からG1レーズが続くからその前にという判断なのでしょう。他局と違ってJRAがスポンサーになっておらず冠レーズもない事から割とあっさり斬る事も可能だったのかもではありますが。レーズ中継そのものを残すのも西日本地区にネットする関係もあるからでしょう。MBSラジオがラジオ日本から受けるのもありなのですが、先日祝日に聴いたらなんとなくネットワークの関係からか違和感がありましたから。とはいえラジオ日本は関西のメインをラジオ大阪、最終レーズをMBSラジオからのネット受け放送をしているのですから一本化という面では可能なのでしょうけど、スムーズさという点ではニッポン放送からMBSにというのが自然でしょうから。

 

今首都圏では在京AM局はメインレーズの実況をどの局も行っています。そういう意味では今後ニッポン放送が枠として競馬中継を終了させてワイド番組に内包するに当たりどのようなスタンスの実況になるのかネットされるMBSラジオを聴きながら注視していきたいと思います。そして今日の放送のエンディングがどんな事になるのかタイムフリーになるかと思いますが、チェックしたいと思っています。