最近曜日の感覚がおかしくなっています。

 

秋になって暦通りの仕事になり本来ならそれまでがシフト制で土日祝日関係ない生活を13年以上続けていた訳ですからむしろ今の方が曜日の感覚はしっかりする筈なのですが、なんとなく朝起きて曜日がズレている事がここ数日続けています。

 

そんな頭をリフレッシュさせるようにカレンダーを見ると今日は10月19日の水曜日。28年前、昭和の終わりの10月19日も水曜日でした。

 

まだプロ野球にクライマックスシリーズもなく年間試合数も130試合だった時代。そして西武ライオンズがパリーグでめちゃくちゃ強かった時代。

 

今は亡き近鉄バファローズが怒涛の追い上げを見せてラスト2試合勝てば逆転優勝になるという伝説となったダブルヘッダーがあった日です。

 

系列会社に勤めていた私は公認で早退して役員と一緒に観戦。普段閑古鳥が鳴くことで有名だった川崎球場が壊れんばかりの超満員で膨れ上がったのは今でも脳裏に焼き付く風景です。今はパリーグのどの球場でも当たり前のように賑わっていますけど、当時はロッテとかの主催試合は4桁が当たり前でしたからね。

 

結果的には当時の時間制限の壁で優勝ならず。ただそれが翌年の逆転優勝の原動力になったのは間違いないですし、何しろマスコミの常識を覆す臨時中継がありそれが驚異的な視聴率を弾き出すまさにミラクルな現象が発生し、今でも歴史的な出来事として刻まれています。

 

あれから28年が経ちました。明日のドラフト会議を経てあの時と同じ10月22日に今年の日本シリーズが始まります。仕事上あの時の選手移動スケジュールを知ってましたけど、それを思い出せばクライマックスシリーズのお陰で選手への負担はだいぶ軽減されたと思います。更に広島東洋カープは札幌に行く為にチャーター便を手配したとの事。それだけ万全な状態で大一番を迎えられるのは関係者の努力もありますけど日程のナセル業もあると思います。あの時は今思い出しても震えが来る程しんどいものでしたからね。

 

実はこの日伝説の日とされていますが、翌日のスポーツ新聞は後に運命共同体となる球団身売りがトップを飾っていてこのダブルヘッダーが伝説化するのはその次の日以降だったにです。案外今でもそうですが事象が起きてしばらく経って実は物凄い事だったという事はよくありますね。

 

今年は当時と違いradikoプレミアムで全国の地元ラジオ局の番組がクリアに聴ける時代になりました。HBC(もしくはSTV)とRCCをPCやスマホで聴き比べしながら楽しめるような熱い戦いになることを期待したいです。