現在台風11号が日本に接近中です。私もアイスリボン世羅町大会(せらリボン)開催が気になって進路予想図をチェックしていますが、最悪直撃しそうでかなり不安です。私自身は仕事ですし、帰宅してからニコ生でチェックしようと思っていますが、今夜はRCC・中国放送のローカルニュースにも取り上げられたようですし無事に開催される事を願っています。

当然屋外競技には影響が出ている訳で、JRA小倉競馬の今夜の前売り発売が中止になりました。明日の開催は朝7:00頃に可否を発表するそうです。イベントもあるようですし、お盆期間に入るとはいえ平日にずれ込むのも残念な事になりますからこちらも開催してほしいものです。

そんな小倉競馬で先週の土曜日に1つの大記録が達成されました。障害の重賞競走『小倉サマージャンプ』で高田潤騎手が“異なる競走馬での同一古馬重賞競走4連覇”というもので、平地ですら達成されてない快挙でした。

勝ったメイショウブシドウは1番人気でしたけど、それでも勝てないのが競馬の難しいところですから勝つだけでも大変な事ですが同じタイトルを4年連続それも違う馬で勝つというのは相当な技術がいる事だと思います。同形のケースは武豊騎手が『日刊スポーツ賞シンザン記念』で達成しているそうですがこちらは3歳限定競走ですから当然の話ですので如何にこの記録が特殊で凄いものかが判るものです。しかも今年で16回目の競走で通算6回目の制覇というさながら「サマージャンプ男」といったところでしょうか。

ところがこの記録、メディアですら殆ど取り上げていません。現在の障害競走の位置取りと環境下もあるのですが、何しろ13時50分開始の8レースに組まれている事もあり、重賞競走という扱いさえもギリギリな感覚にされています。メイショウブシドウを管理する角居勝彦調教師はウオッカやカネヒキリ・ヴィクトワールピサ等の名馬を管理した名伯楽ですが、昨今は障害競走にも力を入れているのはあまり知られていません。フリーの高田騎手を“チーム角居”の一員に据えて平地同様の強い障害馬作りをしていった結果厩舎の“JRA全競馬場重賞競走勝利”とのダブルの記録達成に繋がったのだと思いますが、こういう偉大な記録をもっとメディアは目を向けてほしいと思いました。

小倉競馬場はローカルの競馬場では唯一専用の障害コースのある競馬場で、第3場中心で障害レースを行うのなら冬場にやって欲しかった競馬場なのですが、組まれず物足りなさを感じていました。その競馬場の障害重賞競走でこのような記録が達成されたのも凄いと思いました。今週は台風が心配ですし珍しく少頭数らしいのですが、1日2レース組まれるような事も起きるようになりましたし、是非ジャンプレースにも注目してほしいと感じさせた記録達成でした。