先週4月26日に行なわれた北沢タウンホール大会のセミファイナル。ICE×∞王者・松下楓歩が藤田あかねと組んでFantastICE王者・海乃月雫、しのせ愛梨紗の「どーきーず」と対戦した一戦。海乃は前週Fantastを防衛した際にICE×∞への挑戦を表明。楓歩も受け入れこれが前哨戦となったのですが、前日の道場マッチでこの4人がシャッフルされた闘いが行なわれ愛梨紗が海乃から勝利するというある種の波乱を引き起こした直後にタッグを組むという難しい闘いにもなりました。そんな中でやはり気を吐いたのはそれまでアイスリボンの根幹ベルトに興味を示さなかったのに突如最高峰のベルトへ意欲を燃やした海乃でした。
◆第5試合 タッグマッチ20分1本勝負
×松下楓歩&藤田あかね(11分31秒 ドラゴンスプラッシュ→片エビ固め)海乃月雫〇&しのせ愛梨紗
通常どーきーずのリングインの際には愛梨紗がピンクのサンバイザー、海乃が黒の帽子を被ってくるのですが、今回花道に姿を現した時それがありませんでした。もしかしたら前日の件が影響していたのかも知れませんね。
この日あかねがコーナーでポージングをする関係からでしょうか。楓歩はセンターでのポージングに。ただ昨日の道場マッチでもパートナーがリング中央でパフォーマンスを行う柳川澄樺だったのにも関わらずコーナーに上りませんでしたので、何か意図的なものなのでしょうか。
相手が因縁のあるあかね、そして楓歩ということもあってか海乃は双方共握手をしませんでした。そんな中いきなり楓歩と海乃が先発して試合が始まります。ロックアップを嫌うようにバックの取り合いから腕の取り合いに。楓歩がヘッドロックで絞め上げていくとグラウンドに移行してフェイスロックに転じていきます。
海乃がスリーパーに切り返すとあかねがカット。あかねが海乃をタックルで倒したところで愛梨紗が入ってきますが楓歩とあかねは愛梨紗をロープに振ると愛梨紗は海乃を踏みつけつつ2人をフェイスクラッシャー。苛立ちを押さえつつ海乃と楓歩が低空ドロップキックの打ち合いに。楓歩はランニングニーを決めるとあかねに交代。串刺しボディアタックからエルボードロップを放ったあかねに対して海乃は袈裟斬りチョップで応戦。あかねは楓歩の檄を受け耐えますが、海乃はあかねを倒すとランニングニーから場外に出てジャンピングキックを放っていきます。
フォールを返された海乃は愛梨紗とチェンジ。串刺しボディアタックからタックルを打ち合い河津落とし、低空クロスボディアタックとあかねを攻め立てる愛梨紗。フィッシャーマンスクリュー狙いはあかねに堪えられるとチョップの洗礼へ。ロープ際でダブルチョップの連打を浴びますが、愛梨紗はタックルで倒してフィッシャーマンスクリューを成功させます。
あかねと愛梨紗はエルボーの打ち合いからあかねがタックルで倒すとバックフリップに持っていきますが、愛梨紗も延髄切りであかねを倒しダブルダウン状態に。この辺りはあかねが前日に「組んでも良し、闘っても良しのAlonesになろう」と愛梨紗に呼びかけたことに愛梨紗がしっかり反応していったようでした。
再び闘いは楓歩と海乃の前哨戦に。走り込んだ楓歩にチョップを放った海乃はエルボーで楓歩の頭部を叩きつけていきます。しかし楓歩は海乃を引き落とすとファルコンアローを放ちますが海乃はこれを反転フォール。楓歩のハイキックを交わした海乃がクレイモアを放つと愛梨紗が低空クロスボディアタックでアシスト。海乃はランニングビックブーツからSTF、裏STFを楓歩を絞め上げギブアップを迫ります。
あかねがかっとするとボディスラムの掛け合いから楓歩がSTOからPKを放ちフォール。カウント2で返されるとブレーンバスターを放つもカウント2。楓歩が走り込むと海乃はクレイモアから逆打ちを放ちフォール。カウント2で返されるとケアドル・クレイモアを狙いますがあかねが動きを止めるとマットに叩きつけ楓歩のハイキックをアシスト。あかねのみかんでポンから楓歩がバズソーキックを連発も愛梨紗がフットスタンプでカット。あかねが愛梨紗を押さえるも楓歩のハイキックは愛梨紗が避けてあかねに誤爆。
愛梨紗がチンクラッシャーを楓歩に放つと海乃は今度こそケアドル・クレイモアを放ちフォール。カウント2で王者が返すと海乃はフィッシャーマンスープレックスへ。フォールに行かずコーナーに上がった海乃は裏ドラゴンスプラッシュからドラゴンスプラッシュと畳み掛けて楓歩を完封。前哨戦の第1ラウンドを直接勝利しました。
想定では楓歩と愛梨紗、もしくは海乃とあかねの決着と思っていたのですが、海乃のこの試合に賭ける執念を感じましたね。元々これまでのアイスリボンにはない仕事人的なイメージの海乃ですけど、こと大事な試合における執念たるや先日の逆境ナインでのFantastICE選手権でも存分に発揮されましたけど、まさにこの試合でもそれを見せつけたようでした。この渋とさが本番で発揮されるようなら、昨日の道場マッチでも楓歩が掲げた6月20日の旗揚げ記念日でのメインイベンターに黄色信号が出たと言っても過言ではないでしょう。それ程海乃の執念と強さを見たように思えた試合でした。
勝ち名乗りを挙げた海乃はマイクを要求すると「おいおいおい、FantastICEチャンピオンがICE×∞チャンピオン様に勝ちました!もう(タイトルマッチを)やっていいってあなたも言ってくれたし、勝ったし、これで何も文句ないよね。ていうことですぐにでもやりたですけど、如何ですか?」とか穂に選手権試合の日程を迫ります。
倒れた状態の楓歩はあかねにマイクを持ってもらい「いいよ」と返答すると海乃は「一番近いところ、5月10日、蒲田、そこで。私、楓歩とシングルしたことないんですよ。だから、めちゃめちゃすごい超楽しみにしているんです。お客さんも楽しみにしていてください。」と言うと愛梨紗を残して退場していきました。お互い川口・ララガーデンで今日から3日間行なわれるお出かけプロレスには参戦しません(海乃は明日飛鳥プロレスがある愛梨紗の代演的な形で参戦しますが、楓歩は全休)。それだけ本番へ万全を期す形なのでしょう。蒲田産業プラザ・PIOで行なわれる選手権試合。果たしてどんな決着を見るのか注目です。




























































































