ダイナミック・ビジネス・ウーマンのMs. Poohが書いていた記事からちょっと考えてみました。
関連記事:連絡の頻度
私はあまり電話などは好きではないので、特に用があるときでもなければ、あまり連絡などしません。いちいち面倒くさいというのもありますが、これって職業柄も関係していると思います。私のお仕事はオタクなビジュアル系制作、、、
とはいえ、実業面からいうと、特に取引先との営業連絡はフランスではかなり重要要素とも言えます。半分サービス業的な面がないではなく。。。というわけで、私のような電話面倒くさがり、連絡面倒くさがりは、かなり問題なわけです。。。これ、仲良しインテリア・デザイナーのフランソワとも最近のディナーで話題になって、ただいま反省中
営業スマイルで電話一日一本入れる!!!!
のがニガテ。。。
男子にも女子にも特別な用事もデートの予定もないのに連絡一々入れるのもニガテ、、、あ、石が飛んできそう
これの延長で、どこまで恋人や夫婦同士の連絡の密度をあげるかは、
単にラブラブであるということだけでなく、諸処の要素が絡んできます。
1:文化
2:信頼
3:気遣い
4:力関係
5:相手の依存体質
等々。。。
『反貞女大学』で、私の愛する三島由紀夫は、欧米の旦那様が留守時に奥様に毎日電話をして愛を囁くのは、心配からやっていることだと言っています。
日本やアジアでは一度結婚してしまえば、セックスレスだろうが愛情が冷めようが、一応夫婦としての責任が社会的にあり、離婚することは(いままで)少なかったというわけです。結婚が女性にとって
終身雇用
などと言われたのも、こういう文化背景からですね。
反して、欧米文化では信頼関係というものは、更新されるものであって、結婚したからといって自動更新される保証はないということかもしれません。三島はこれを家計支配の分担の欧米と日本の違いをもとに説いていますが、愛情も同じで、
いつ裏切られてもおかしくない
必ずしも実行に移すわけではないけれど、基本、、、ということです
という前提で成り立っていて、女性は自分の身分を確保、男性はそれにフェイントを掛けるために、電話チェックと愛の言葉を語ると言っています。
なんかロマンも何もない話ですが、、、
確かに、一理も二理もあるかもしれません。
***** 抜粋 *****
ちょっと旅行に出ても、アメリカ人は女房へ毎日電話をかけて、
「ハロー、ダーリン」
と甘くやさしく呼びかけます。あれは心配だからやっていることで、一日電話をしないでおけば、何が起こるかわからないからです。
日本の男が、一人でどこへでも長い旅をして、家へ手紙も書かず、平然としているのを見て、アメリカ人たちはおどろきます。
「君は女房を愛していないのか?」
彼ら西洋人の愛は相互不信からしか生まれないことを、日本人はまだよくわかっていませんし、日本人の気持ちもなかなか彼らにはわからないでしょう。
***『反貞女大学』三島由紀夫
さて、男女や人間関係の駆け引き的要素は置いておいて、
実際問題、
男性は自分の『財産』の一部である女性をなるべく『ひとりで独占して』、他にはEXPOSUREしたくないもの。これはもうほぼ本能レベルの行動です。いくら革新的で現代的な男性でも、この動物的な支配欲は女性に対しても、所有物に対しても、縄張りに対してもあります
現実的に専業主婦で外の社会(特に他の優秀な男性が活躍する世界)とあまり関わりがない場合などは、危険性は減ります。そうとは言っても、チャドール(イスラム原理教の真っ黒服)を着せるとか、軟禁生活でも強いない限り、その気になれば、現代社会ではどんな人にも幾らでも外界と接する機会はあるわけですし、作れるわけです。
特に、世界が平和で女性が活躍する場面が多くなってくると、人々の交流は避けられないわけです。もちろん出会いや浮気のリスクも男女とも上がります。だからといって、束縛を強めても個人的には全く意味はないと思います。だって、年がら年中側にいないかぎり、その気になればいくらでも浮気できますよ、、、
私にしてみれば、
悩むだけムダ
そんな時間があるなら、男性も女性も自分のやりたいことや大切なことに、エネルギーと神経を集中した方がよさそうです。
浮気を受け入れる、というわけではないのです
でも、浮気をされたからって、揺るがないほどの自信があるくらいの男女のほうが、セクシーだと思います。とはいえ、浮気をする機会が巡って来た側は、最低限、相方のプライドと尊厳を守ってあげるのがルールだとも思いますが、、、
というわけで、連絡の頻度を束縛の為に多くしているなら、かなり自分本位の行為で、結局は相手から嫌がられ、果ては愛想をつかされる元凶なのではないでしょうか?
Merci beaucoup
みやび
関連記事:連絡の頻度
私はあまり電話などは好きではないので、特に用があるときでもなければ、あまり連絡などしません。いちいち面倒くさいというのもありますが、これって職業柄も関係していると思います。私のお仕事はオタクなビジュアル系制作、、、
とはいえ、実業面からいうと、特に取引先との営業連絡はフランスではかなり重要要素とも言えます。半分サービス業的な面がないではなく。。。というわけで、私のような電話面倒くさがり、連絡面倒くさがりは、かなり問題なわけです。。。これ、仲良しインテリア・デザイナーのフランソワとも最近のディナーで話題になって、ただいま反省中
営業スマイルで電話一日一本入れる!!!!
のがニガテ。。。
男子にも女子にも特別な用事もデートの予定もないのに連絡一々入れるのもニガテ、、、あ、石が飛んできそう
これの延長で、どこまで恋人や夫婦同士の連絡の密度をあげるかは、
単にラブラブであるということだけでなく、諸処の要素が絡んできます。
1:文化
2:信頼
3:気遣い
4:力関係
5:相手の依存体質
等々。。。
『反貞女大学』で、私の愛する三島由紀夫は、欧米の旦那様が留守時に奥様に毎日電話をして愛を囁くのは、心配からやっていることだと言っています。
日本やアジアでは一度結婚してしまえば、セックスレスだろうが愛情が冷めようが、一応夫婦としての責任が社会的にあり、離婚することは(いままで)少なかったというわけです。結婚が女性にとって
終身雇用
などと言われたのも、こういう文化背景からですね。
反して、欧米文化では信頼関係というものは、更新されるものであって、結婚したからといって自動更新される保証はないということかもしれません。三島はこれを家計支配の分担の欧米と日本の違いをもとに説いていますが、愛情も同じで、
いつ裏切られてもおかしくない
必ずしも実行に移すわけではないけれど、基本、、、ということです
という前提で成り立っていて、女性は自分の身分を確保、男性はそれにフェイントを掛けるために、電話チェックと愛の言葉を語ると言っています。
なんかロマンも何もない話ですが、、、
確かに、一理も二理もあるかもしれません。
***** 抜粋 *****
ちょっと旅行に出ても、アメリカ人は女房へ毎日電話をかけて、
「ハロー、ダーリン」
と甘くやさしく呼びかけます。あれは心配だからやっていることで、一日電話をしないでおけば、何が起こるかわからないからです。
日本の男が、一人でどこへでも長い旅をして、家へ手紙も書かず、平然としているのを見て、アメリカ人たちはおどろきます。
「君は女房を愛していないのか?」
彼ら西洋人の愛は相互不信からしか生まれないことを、日本人はまだよくわかっていませんし、日本人の気持ちもなかなか彼らにはわからないでしょう。
***『反貞女大学』三島由紀夫
さて、男女や人間関係の駆け引き的要素は置いておいて、
実際問題、
男性は自分の『財産』の一部である女性をなるべく『ひとりで独占して』、他にはEXPOSUREしたくないもの。これはもうほぼ本能レベルの行動です。いくら革新的で現代的な男性でも、この動物的な支配欲は女性に対しても、所有物に対しても、縄張りに対してもあります
現実的に専業主婦で外の社会(特に他の優秀な男性が活躍する世界)とあまり関わりがない場合などは、危険性は減ります。そうとは言っても、チャドール(イスラム原理教の真っ黒服)を着せるとか、軟禁生活でも強いない限り、その気になれば、現代社会ではどんな人にも幾らでも外界と接する機会はあるわけですし、作れるわけです。
特に、世界が平和で女性が活躍する場面が多くなってくると、人々の交流は避けられないわけです。もちろん出会いや浮気のリスクも男女とも上がります。だからといって、束縛を強めても個人的には全く意味はないと思います。だって、年がら年中側にいないかぎり、その気になればいくらでも浮気できますよ、、、
私にしてみれば、
悩むだけムダ
そんな時間があるなら、男性も女性も自分のやりたいことや大切なことに、エネルギーと神経を集中した方がよさそうです。
浮気を受け入れる、というわけではないのです
でも、浮気をされたからって、揺るがないほどの自信があるくらいの男女のほうが、セクシーだと思います。とはいえ、浮気をする機会が巡って来た側は、最低限、相方のプライドと尊厳を守ってあげるのがルールだとも思いますが、、、
というわけで、連絡の頻度を束縛の為に多くしているなら、かなり自分本位の行為で、結局は相手から嫌がられ、果ては愛想をつかされる元凶なのではないでしょうか?
Merci beaucoup
みやび