モモハナさまの記事でパンツのことが話題になった際、パンツの歴史は浅いということが実はあまり知られていないようなので、ちょっと調べてみました。

大和和紀さんの「はいからさんが通る」で主人公が洋装のときパンツ履いてないからどこかからぶら下がることになったとき、スカートの中が見えないように足を組んだりしてたシーンとかがありました。

こういう風に今まで拾ってきた知識からパンツの歴史は浅いだろうと思っていたのですが、金川 欣二様と言う方が書いている記事に色々面白い情報が満載でした。

下着としてのパンツは、日本では戦後

1950以降

に本格的に普及したらしいです。モモハナさまのように、お婆さんなんかは着物の下になにも履かずにノーパンだったことを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

パンティ学・入門~語源学・仮入門
金川 欣二

この方は各時代の小説などの文学文献をも多く引用していらして、非常に興味深い記事となっています。

さてその昔は日本女性は隠すためには腰巻きのようなものを必要ならば付けていたようですが、

基本はノーパン

1932年2月23日に日本橋の白木屋(後の東急日本橋店)で火事が起こった際、下からみられるのが嫌でそのまま焼死したり、和服の裾を押さえようとして墜落死したりした女性がいたそうです。なんでも、この事故の後、パンツを履くことがすすめられたけれど、実際の普及率は1%いけばいいほうだったようです。

その後、どうしてパンツを本格的に履くようになったかというと、それは

防犯

のためで、接客業の女性が二枚、三枚と重ねて履いていたということです。また敗戦後はアメリカ兵対策として良家の子女がやはり二枚、三枚と重ねて履いていたということです目

以前どこかのブロガーさまがパンツ重ね着している、ということを言っていたのですが、このことだったのですね。、、、どの方だったか忘れてしまったんですけれど。

面白いのはパンツは最初隠すものではなくて、ヨロイと同じで見せても恥ずかしくないもののはずだったということです。というもの、パンツは見せて恥ずかしいものを隠すためのものだったからです。股間を隠蔽する保護膜という考えが定説だったわけです。

パンチラ、つまりパンツが見られてはいけないものになったのは、実はつい先日のことなのです叫び

また、欧米でも今日のような下着としてのパンツが履かれるようになったのは、そんなに昔ではありません。19世紀末、パリの「ボン・マルシェ」という高級百貨店で火事が起こった際も、下半身まるだしになることを恐れた女性が焼死したりしたようです。

どうりで、パンツってそんなに着心地のいいものではないわけですよ(爆

ダーリンは冬以外はパンツ履かないし、私も必要なければノーパンの方がいいですねー。犬とかに履かせても嫌がりますし、動物にとってパンツってあまり自然なものではないのでしょう。と勝手に結論付け終わりにさせていただきますビックリマーク

Merci beaucoup
みやび